早くも約3カ月後に2019年のペナントレースが始まる。各球団、補強もほぼ完了したが、頂点に立つ陣容をそろえることができたか。各球団の優勝へのシナリオは――。 
昨年、リーグ3連覇を果たした広島
2019年も、打力と機動力、そして守備力を前面に、投手陣の失点をカバーしていくという基本的な戦い方は変わらないだろう。ただ、
丸佳浩の流出で得点力低下が懸念されることは確か。まずは、誰か一人になるにせよ、調子を見ながら何人かが務めるにせよ、三番に入る打者が他チームの三番に引けを取らない成績を残すことが条件になってくるだろう。
また、得点力がやや低下する分、
大瀬良大地やジョンソンら主力が確実に勝つことはもちろん、先発の5番手、6番手あたりのゲームを、継投を駆使してどれだけ効率よく勝利に結びつけられるかもポイント。全体にロースコアのゲームが増えることになるので、持ち前の守備、走塁にももう一度磨きを掛けたい。
写真=BBM