
エース復権に挑む1年。有原航平が2019年のキーマンになる
2月1日のキャンプインに向けて、
日本ハムの一次キャンプに参加するメンバーたちが1月28日に米アリゾナ州スコッツデール入りした。その中には新戦力の金子弌大、
王柏融、
秋吉亮らも名を連ね、2019年型・栗山ファイターズの胎動を感じさせる1日となった。
キャンプでは新加入選手たちの見極めとチームへの融合、また
レアードの退団で絶対的レギュラー不在となった三塁を誰が担うのか、多士済々なメンバーが揃う先発ローテ争いなどが主な見どころになるが、3年ぶりの覇権奪回を狙う2019年シーズン最大のキーマンだと思っている選手がいる。
上沢直之、金子弌大、
石川直也、
中田翔、
清宮幸太郎、王柏融とカギになりそうな選手は多数いるが、有原航平の復活が大きなポイントになる。
ちょうど1年前。アリゾナキャンプイン直後に右肩の炎症で別メニュー、ノースロー調整で大きく出遅れ……内定していた開幕投手も白紙となった。戦列復帰後も調子の波があまりに大きく、シーズン中盤には調子を取り戻させるために一時的に抑えに配置転換。「有原が輝かないとウチは優勝できない」。
栗山英樹監督がその才能にほれこみ、大エースにするために、時には厳しい言葉と荒療治もしながら熱視線を送り続けている。
現状では普通に考えれば開幕投手は上沢であり、それに続くのがマルティネスだ。ただチームが巨大な戦力を擁する
ソフトバンク、昨年のパ・リーグ王者の
西武の上に行くためには有原の復活が欠かせない。誰もが認めるあふれる才能を開花させ、背番号16が15勝近くの勝ち星を積み重ねることができれば、3年ぶりの覇権奪回はグッと現実味を帯びてくる。
文=松井進作 写真=BBM