激しい競争がチーム力をアップさせる。キャンプで注目されるレギュラー争い。各球団の、その現状を追う。 福岡ソフトバンクホークス

昨季、ブレークした牧原が正二塁手1番手
現状、
ソフトバンクでレギュラー不在は二塁のみだ。内野のユーティリティーたちは、この最後の一枠を手にするべく静かに闘志を燃やしている。
筆頭候補は昨季、夏場に出てきて59試合、打率.317とブレークした
牧原大成。だが、当の本人は「(レギュラー争いは)みんな同じスタート位置」と緊張感を持ちつつ、ポジジョン奪取に強い気持ちを持って挑んでいる。
練習中から大きな声を張り上げ、若手に負けじと俊敏な動きを見せている
川島慶三、
西田哲朗をはじめライバルたちのアピールも熱い。不安があるのは、昨季、キャンプ中に腰を痛めたこともあり、今回はリハビリ組で慎重な調整を続ける
明石健志くらいか。ランニングを中心とした体力強化がメーンの前半戦を乗り越えると、目に見える激しいバトルが幕を開けそうだ。
写真=湯浅芳昭