新元号「令和」が発表され、平成のカウントダウンが加速している。
今回からシリーズで平成元年の1989年から2018年まで、年度別にMVP、ベストナインを選んでみた。
この手の企画では、いつも書いているのだが、あくまで編集部選定。異論反論は多いと思うが、ご容赦いただきたい。
なお、当連載は土日は休み。
ID野球開花でヤクルト15年ぶり日本一

日本一を決め、野村監督の胴上げ
1993年(平成5年)順位表
セ(1
ヤクルト2
中日3
巨人4
阪神5横浜6
広島)
パ(1
西武2
日本ハム3
オリックス4近鉄5
ロッテ6ダイエー)
※日本一はヤクルト
翌93年のセは、監督に復帰した
長嶋茂雄、大型新人・
松井秀喜の巨人で沸いたが、ヤクルトが連覇。前半だけだったが、魔球スライダーを駆使したスーパールーキー、
伊藤智仁、ハウエルのシーズン5本のサヨナラ弾も光った。
パはしぶとく食い下がる日本ハムを振り切り、西武が4年連続全球団に勝ち越しの完全優勝。ただ、日本シリーズではヤクルトが第7戦にもつれ込む激闘を制してリベンジを果たした。
MVPはヤクルト・古田敦也

レギュラーシーズンでMVPに選ばれた
本誌選定MVP
古田敦也(ヤクルト)
ID野球の象徴
インパクトでいえば、故障もあって7勝2敗には終わったが、打者から“消える”とまで言われた伊藤智仁のインパクトが強い。
ただ、シーズンを通しての貢献度でいえば、伊藤をはじめ、故障者が多かった投手陣を全試合出場で支えた司令塔を選ぶべきだろう。
バットでも3年連続3割超え。野村ID野球を体現する「グラウンドの監督」として、名実ともチームの看板だった。
本誌選定ベストナイン
[先発投手]
工藤公康(西武)
28試合15勝3敗0S、防御率2.06
3度目の最優秀防御率、最高勝率も獲得してエースの活躍を見せた
[抑え投手]
赤堀元之(近鉄)
46試合6勝6敗26S、防御率1.52
相変わらずの安定感で2年連続最優秀救援投手に
[捕手]
古田敦也(ヤクルト)
132試合161安打17本塁打75打点11盗塁、打率.308
[一塁手]
オマリー(阪神)
125試合143安打23本塁打87打点1盗塁、打率.329
四番で首位打者獲得。低迷する打線で一人気を吐いた
[二塁手]
辻発彦(西武)
110試合137安打3本塁打31打点14盗塁、打率.319
職人肌の守備は変わらず堅実。バットでも首位打者獲得
[三塁手]
江藤智(広島)
131試合136安打34本塁打82打点7盗塁、打率.282
四番定着で大砲が真価を発揮。ホームラン王を獲得
[遊撃手]
川相昌弘(巨人)
131試合134安打5本塁打35打点2盗塁、打率.290
レギュラーを確保し、初の全試合出場。堅守巧打が光った
[外野手]
前田智徳(広島)
131試合158安打27本塁打70打点10盗塁、打率.317
高打率で一時は首位打者争いにも加わった。勝負強さも光る
パウエル(中日)
97試合125安打27本塁打66打点3盗塁、打率.317
長打力を併せ持つ巧打披露。打率はリーグ3位、長打率は1位
秋山幸二(西武)
127試合116安打30本塁打72打点9盗塁、打率.247
打率は今一つだったが30本塁打、72打点でしっかり貢献
[指名打者]
ブライアント(近鉄)
127試合125安打42本塁打107打点4盗塁、打率.252
4年ぶりの本塁打王、初の打点王でチームを引っ張る
写真=BBM