
交流戦単独優勝を決め、優勝カップを掲げるバレンタイン監督
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2005年6月17日だ。
この年からスタートした交流戦で
ロッテは快調に勝ち進んだ。迎えた17日の
ヤクルト戦(神宮)。ロッテは勝利すれば
ソフトバンクを上回り、単独優勝するシチュエーションだった。2回裏、ヤクルトに先制されたが慌てない。直後の3回表、腰痛で交流戦を12試合も休まざるを得なかった
福浦和也が快気祝いの3号逆転2ランを中越えへ。5回表にも
小坂誠のタイムリーで追加点を奪った。
先発・
清水直行の出来からすれば、この3点で盤石だった。8回から
薮田安彦、
小林雅英とつなぎ、9回表には
イ・スンヨプがダメ押し2ラン。5対1の完勝は強いロッテの見本のような勝ち方だった。
交流戦で24勝11敗1分け、勝率.686の堂々たる成績。「勝たなければいけない状況の中で、力を結集して素晴らしい勝ち方をした」とバレンタイン監督は選手を称えた。MVPは5勝ち負けなしの
小林宏之だった。
写真=BBM