甲子園出場を懸けた真夏の一発勝負。首都・東京で繰り広げられる夢舞台を目指す戦いは、7月6日の東西合同開会式から、東は27日、西は28日に予定されている神宮での決勝へ向け、各地で手に汗握る熱戦が繰り広げられていく。夢の切符を手にできるのは、各地区1校のみ。ここでは東東京大会の展望をお届けする。 
第一シードの小山台。昨夏は準優勝だった
第1シードは小山台と関東一。小山台は昨夏、準優勝と都立勢で最も元気があり、エース・安居院勇源を中心としたスタイルが徹底されている。関東一は谷幸之助、土屋
大和の2枚看板で投手陣が安定。8年ぶりの甲子園を狙う第2シードの帝京は昨夏、1年生からレギュラーだった
小松涼馬ら2年生以下が主体のチームだけに、勢いに乗れば面白い。
第3シードで昨夏代表の二松学舎大付は昨年12月の東京都選抜のキューバ遠征で主軸を打った右田稜真、1年夏からマスクをかぶる山田将義と素質ある選手がそろう。U18代表候補の左腕・
細野晴希を擁する東亜学園も要注意。また、不祥事で今春は対外試合禁止処分を受けていた岩倉、都立勢では紅葉川、小松川、城東も注目である。
写真=BBM