
古豪・県岐阜商は1933年に県勢初の全国制覇
7月29日、中京学院大中京が3年ぶり7回目の夏の甲子園出場を決めた。
史上5位タイの出場28度を誇る県岐阜商は1956年までに優勝1度、準優勝3度と甲子園で上位をにぎわせたが、その後は決勝進出なし。平成は2009年の4強が目立つ程度で、大垣日大と中京学院大中京に少し遅れをとっている。
大垣日大は21世紀最多の5度出場で07年に8強入り。中京学院大中京は75年の8強が最高と近年の甲子園では振るわない。
戦前は愛知勢に甲子園への道を阻まれることが多かった。終戦直後は岐阜が夏の甲子園で48年に4強、49年に準優勝するなど活躍。70年には岐阜第一が4強に進んだ。市岐阜商は08年に4度目の出場で悲願の初勝利。多くの好投手を輩出している県ながら、58年の多治見工や88年の大垣商などは8強入りできなかった。
【岐阜 夏の甲子園出場回数ランキング】
1位 県岐阜商 28回 2012年
2位 中京学院中京※1 7回 2019年
3位 大垣日大 5回 2018年
4位 市岐阜商 4回 2008年
5位 岐阜 3回 1954年
5位 大垣商 3回 1994年
5位 岐阜城北 3回 2015年
5位 土岐商 3回 2010年
9位 岐阜第一 2回 1983年
9位 岐阜聖徳大付※2 2回 1981年
9位 美濃加茂 2回 1990年
12位 大垣北 1回 1951年
12位 岐阜工 1回 1952年
12位 関商工 1回 2011年
12位 東濃実 1回 1993年
12位 多治見工 1回 1958年
※年度は直近出場年
「直近出場時のチーム名」※1中京 ※2岐阜南
写真=BBM