
連続打席ノーアーチのセ・リーグ記録を作った赤星
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2008年8月6日だ。
阪神の
赤星憲広が“珍記録”を作った。この日の
広島戦(京セラドーム)、赤星は5打数3安打と打ちまくったが、もちろんオーバーフェンスはなし。実は1回裏の初打席の右翼線二塁打で
和田豊コーチの持つ“大記録”に並んだのだ。
それは1929打席連続本塁打なしのセ・リーグ記録。赤星は3回裏の遊撃内野安打でこれを1930に更新、この日数字を1933まで伸ばした。いかにも赤星らしいと言えば赤星らしい記録だ。
05年6月12日の
日本ハム戦(甲子園)で
江尻慎太郎から2ランを放って以来、ノーアーチ。「ここまできたらトコトンいって名前を残したい。僕の持ち味は塁に出ることなのだから」と赤星。ちなみにプロ野球記録は
日下隆(近鉄)の2088打席だったが……。
写真=BBM