
新記録に「トレーナーの方々が毎日、治療してくれたおかげです」と周囲に感謝した山口
プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2012年8月30日だ。
大記録にも、顔色一つ変えることない。郡山で行われた
中日戦で史上初の5年連続60試合登板を達成した
巨人の
山口鉄也は、この日もいつものように仕事を完遂。23日の
ヤクルト戦(神宮)から中6日空いた登板の影響か、2安打を許したのはご愛嬌だったが、後続を難なく断って8回の1イニングを無失点で締め、クローザー・
西村健太朗に勝利のバトンを託した。
4年連続は1956~59年の
稲尾和久(西鉄)、61~64年の
秋山登(大洋)、2005~08年の
藤川球児(
阪神)と
加藤大輔(
オリックス)がいたが、5年連続は初めて。この年は開幕から24試合連続無失点のリーグタイに並ぶなど、記録ラッシュ。これには
原辰徳監督も「さらに続けてほしいですね。見事ですね」と脱帽だった。
写真=BBM