
打でアピールした小深田
実力派の移籍組もおり、定位置争いが激化している
楽天だが、新人選手も負けていない。ドラ1&ドラ2の「コブクロ」コンビが開幕一軍入りへ猛アピールを続けている。
2月19日に行われた
ヤクルトとの練習試合(浦添)で「一番・二塁」として先発出場したドラフト1位の
小深田大翔は5打数2安打1盗塁3得点と躍動。これで実戦デビューから4試合連続安打とした。特に初回先頭の打席では俊足を生かして三塁打とするなど、得意のスピードもアピール。「なるべく簡単にアウトにならないように」と、一番の役割も心得ていた。
また、2位の
黒川史陽も途中出場ながら2安打を放って存在感を示した。「自分は若いのでチームに勢いをつけられた」と胸を張る。キャンプでは同じポジションを守る
浅村栄斗からアドバイスをもらうなど、貴重な時間を過ごしている。高卒新人で一軍キャンプを完走したのは過去に2人しかいないが、それも間近となっている。
浅村、
茂木栄五郎、
鈴木大地、
銀次と内野のレギュラー候補は固い。そこに「コブクロ」がどこまで食い込んでいけるか。
三木肇監督が求める競争は確実に活発化している。
写真=BBM