
ツインズの先発ローテの一人として、順調な仕上がりを見せている前田
メジャー5年目を新天地・ツインズで迎えた
前田健太。現地時間2月24日のレッドソックス戦に先発し2回2安打1失点。3月1日のレイズ戦では2回2/3を投げて2安打3失点ながら自責点1と順調な仕上がりを見せている。
「(乾燥する)アリゾナでは4年間やっていたので、ボールの扱いはそこまで苦にはしてなかったのですが、やはりフロリダの方が湿気はあるので投げやすいですね」
昨季までのドジャースのキャンプ地アリゾナ州は空気が乾燥しており、ボールが滑りやすことで有名。しかし、今季のツインズのキャンプ地はフロリダ州フォートマイヤーズでアリゾナ州ほどは乾燥しないため、前田にとってはより調整がしやすいようだ。
そして3月1日のレイズ戦では
筒香嘉智と対戦の場面があった。2打席とも外野フライ(左飛と右飛)に打ち取ったが、その第1打席は、最後チェンジアップを打たせて、左フライに。今季、このチェンジアップとパワーカーブ、スライダーでツインズの先発ローテの軸としてリーグ2連覇を目指す。
「今のところ、チェンジアップは同じ球速と同じ軌道なので、もう少し改良したい」と前田自身は今後、この球種でも緩急差をつけられるようになりたいという考えを持っている。そのチェンジアップが完成すれば、これまで以上に信頼される先発投手になるはずだ。
写真=Getty Images