
メットライフドームで自主練習をする内海(写真=球団提供)
4月16日、
西武・
内海哲也が
國場翼とともにメットライフドームで自主練習を行った。ストレッチ、キャッチボール、遠投をし、自身の状態を確認した内海は「ある程度、頭の中でプランはできています。体もしっかり動いているし、すぐにピッチングに入っていけると思っています」と充実の表情で振り返った。
予定どおり開幕していれば、ファームでのスタートは確実だった内海は、この期間を前向きにとらえながら日々の練習に励む。各選手がキャッチボールや遠投などによって体の状態を保つなかで、
平井克典は14日、ブルペンで50球弱を投げ込んだ。
内海は、「開幕のメドが立ったらブルペンに入って投球練習を始めたいと思っています。自主練習に入る前くらいにカットボールの感覚が良かったし、その感覚を忘れていないのでピッチングでどうなのかというところをもう一度試してみたいと思っています」と今後を見据えた。
思わぬ開幕延期で家族との時間も増えた。一番上の子がこの春、中学生になり、一番下の子も小学1年生。「体を動かしてなるべくストレスなく過ごしてくれたらなと思います」と笑った。また3人の息子は少年野球チームに所属しているが、もちろんチームとしての練習はできない。内海自身が休みの日は、誰もいない早朝を狙って、朝6時に子どもたちを起こし、近くの公園でノッカーとなり、「コーチ役」を買って出る。
内海も2年ぶりの一軍復帰に向けて今は、自主練習で自らの課題をこなす日々。愛する息子たちに「自主練習」の成果を期待する一方で、自らもこの期間でやった成果をメットライフドームのマウンドで出してみせる。
西武ライオンズ