難病の子どもたちとその家族の支援を行っている西武の武隈祥太が、昨年訪問した「医療型障害児入所施設・カルガモの家」(埼玉県川越市)と「慶應義塾大学病院」(東京都新宿区)にそれぞれ入所、入院している子どもたちに、施設内で遊べるゲーム機器やおもちゃなどを購入するための費用として50万円を寄付することを決めた。
武隈は2017年から当時チームメートだった
炭谷銀仁朗(現
巨人)と難病の子どもたちが入所している施設への訪問活動を行っており、去年からは、難病の子どもたちとその家族の支援を目的とした寄付活動に取り組んでいるほか、メットライフドームでの試合にも招待している。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、両施設に入所している子どもたちは、外出はもちろん家族との面会も叶わない日々が続く。
そうした現状を武隈が聞き、炭谷と「自分たちが何かできることはないか」と話し合いを行い、「自室でも遊んだり楽しんだりすることができると、子どもたちが喜びます」との声を施設関係者から受け、ゲーム機器や音楽機器、おもちゃなどの購入費用にあてる50万円を寄付する。なお、本活動は公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」のご協力のもと実施する。
◆武隈祥太コメント
「新型コロナウイルス感染拡大の影響で、プロ野球の開幕も延期せざるを得ない状況が続いています。そんな中、昨年訪問した際に出会った子どもたちのことを思い出しました。僕を勇気づけてくれた子どもたちが、今、ご家族とも会うことができない現状を知ました。少しでも楽しい時間を過ごすことができればと思い、炭谷さんと相談をして50万円ずつ寄付することにしました。開幕したら、昨年以上の結果を残してプレーで元気付けられるように精いっぱいがんばります。ともに乗り越えましょう」
西武ライオンズ