---- 一瞬のうちに頭をよぎった“声” 1996年夏、松山商高と熊本工高との甲子園決勝。3対3の10回一死満塁の場面で矢野勝嗣は右翼のポジションに入り、直後の右飛をダイレクト返球で、サヨナラの生還を封じた(三走・星子崇、捕手・石丸裕次郎、球審・田中美一) あの夏から24年が経過した。甲子園の季節になるたび、スーパ…