“一番打者”も関係
・日本人メジャー通算最多打数
【通算打数BEST5】
1 イチロー 9934
2
松井秀喜 4442
3
青木宣親 2716
4
松井稼頭央 2302
5
福留孝介 1929
イチローが群を抜いているのは実働年数、試合数を想えば当然だが、現役晩年を除きほぼ一番打者だったことも関係している。「出場試合数」で4位に入った
田口壮の名前が消えるのは守備固めや代走での出場が多かった証明であり、チームから必要とされ、役に立ったということだ。代わりにランクインしたのは福留孝介。メジャー生活は5年間で、最初の3年はカブスでレギュラーとして試合に出続けた。ただし、シーズン成績は大雑把に言うと打率2割6分前後、10本塁打前後、50打点前後と平凡な数字。攻守走で総合的に貢献したのは間違いないところだが、イチローや松井秀喜のような突出した存在感までは至らなかった。これはこの2人以外のほとんどの日本人野手に共通することだ。
写真=Getty Images