
青藍泰斗高・石川慧亮外野手は中日の右腕・石川翔を兄に持つ。プロ志望高校生合同練習会のフリー打撃では2本のさく越えを披露
プロ志望高校生合同練習会(東日本会場)が9月5日、東京ドームに41人が集まって行われた。
青藍泰斗高・石川慧亮外野手は合同練習会2日前に、兄からのLINEで気持ちが奮い立ったという。
「力を抜いて、自分らしさを出せば大丈夫」
フリー打撃では2本のサク越えを披露したが「自分的には打って当たり前。気にしていません」と、浮かれる様子は見られなかった。
「スカウトの人に見てもらいたい」と、高校通算22本塁打、50メートル走6秒3、遠投103メートルとポテンシャルの高さをアピールした。
兄は同校出身で中日の高卒3年目右腕・石川翔だ(2018年ドラフト2位)。
その存在を聞かれると「プロに行って悔しい。僕も負けたくない」と、気持ちの強さを前面に出す。そして、決意をこう語る。
「早く兄と同じ舞台に立って、対戦できるように。プロへの思い? 強くなった」
目標とする選手は
オリックス・
吉田正尚。右と左で異なるが、思い切り良いスイングで、6日に予定されるシート打撃では、持てる力をすべて出し切りたいと誓っている。
文=岡本朋祐 写真=山口高明