
ノックを受ける長谷川[左]、滝澤[球団提供]
2月7日、2日目の
西武B班高知キャンプはグラウンドコンディション不良のため屋内運動場でのスタートとなった。
昨シーズン、育成契約から支配下登録を勝ち取った
長谷川信哉と
滝澤夏央は、キャッチボールとペッパー(トスバッティング)を一緒に行い、ノックも同じ組で受けていた。
長谷川は一球一球打球の行方を確認しながら打撃練習に励んでおり、屋内運動場には鋭い打球音が鳴り響いた。
「今の実力では(一軍は)難しいと一番に思いました。自主トレでは狙って逆方向に打つ練習に取り組み、形になりつつあるので、キャンプで更に精度を上げて一軍の投手相手にどこまで通用するか試したいです」(長谷川)
滝澤は60メートルの距離を12秒以内に走るランニングメニュー10本を常にトップで走り切り、2023年チームスローガンである走魂(そうこん)を体現している。
「昨シーズンは最初は良かったんですが試合に出るにつれ、考え過ぎてしまいました。今シーズは自分本来の思い切りの良さを出してレギュラーを獲るのが目標です。このキャンプではたくさん練習して走、攻、守すべてレベルアップしたいです」(滝澤)
若獅子が高知で開幕一軍入りに向け、じっくりと牙を研いでいる。