言葉から思い出す名シーン

決算号表紙
14日間の激闘は世界中の野球ファンを魅了した。だがそれはプレーだけではない。選手や監督が残した言葉の数々にも野球の本質、WBCの魅力が詰まっていた。ここではその言葉の数々を振り返っていく。たった一言であの死闘や胸を揺さぶるワンシーンが思い出されるはずだ。
4月6日に発売される『WBC2023総決算号 侍ジャパン世界戦記』。侍ジャパンの熱き戦いを全114ページ&ピンナップで振り返る。豪華版だ。ここでは、その中から選手、監督たちの言葉の中から、ほんの一部ながら拾い集めたワンコーナーをちょい出ししてみよう。
「選手たちが本当にうれしそうな顔をしていた。それがうれしかった」

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日本代表・
栗山英樹監督。14年ぶりの世界一奪還を達成し、10度胴上げされた後のインタビューで。最後まで選手を信じて戦った栗山監督らしいコメント。
「自分たちの力を信じて、どんな相手でも勝てると考えて立ち向かう」

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チェコ代表マルティン・シュナイダー投手。WBC初出場となったチェコ代表のエースが今大会に向けての会見場で。大半の選手が別の仕事をしながらプレーしているチェコ代表の今大会の成績は1勝3敗。それでもスポーツマンシップにあふれるプレーで日本のファンからも愛された。
「生涯忘れることのないあの雰囲気」

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日本代表・
今永昇太投手。決勝の先発マウンドを振り返って。アメリカ代表のターナーに一発を浴びるも大崩れすることなく2回を4安打1失点で終え勝利投手に。「試合前の記憶を思い出せないくらい緊張していた」と振り返ったが、堂々としたピッチングを披露した。
「自分の活躍はどうでもいい」

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日本代表・
周東佑京選手。準決勝でサヨナラのホームを踏んだ周東が翌日の決勝に向けてコメント。出番がなくても準備をしている控えメンバー。その選手たちも含めた全員で勝ち取った世界一だ。