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【高校野球】プロ入り目指す東海大相模のトップバッター 山内教輔の原点にある“元プロ打撃投手”父の教え

 

こだわっているのは出塁


東海大相模高・山内はトップバッターとして、強力打線を勢いづけている


 父の教えが、山内教輔の原点にある。

「野球だけでなくて、人としても成長しないと、一流のプロ野球選手にはなれない」

 東海大相模高は神奈川県大会4回戦で横浜商高に8対4で勝利。一番・中堅で先発した山内は5打数4安打の固め打ちで、準々決勝進出に貢献した。トップバッターとして、何よりも出塁にこだわっており、打線を勢いづけていきたいという。

 50メートル走6秒3、遠投100メートルのポテンシャルの持ち主。高校通算25本塁打の左のパワーヒッターの一方で、武蔵狭山ボーイズに在籍した中学時代は、左腕としても注目を集めた。現状は野手だが「準備しています」と、マウンドへの思いも持ち続けている。

 父・英雄さんは元大洋で打撃投手を務めた。進路に関して、山内は「高卒で(プロに)行きたい。打つことが長所。実力を磨いて、自分の打撃をアピールしたい」と意気込む。

 東海大相模高は3度目のセンバツ優勝を遂げた2021年春を最後に、甲子園から遠ざかる。最後の夏、自身初の夢舞台に立つため、質の高い三拍子を磨いている。

 昨秋は県大会準々決勝で、今春のセンバツに出場した慶応高に敗退。冬場は1日1000スイングで、パワーアップを図ってきた。東海大相模高は4月30日に予定される準々決勝で、横浜創学館高と対戦する。左打席から快打を連発する山内のバットから目が離せない。

文=岡本朋祐 写真=大賀章好
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