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平野謙『雨のち晴れがちょうどいい。』

元中日-西武-千葉ロッテの名外野手・平野謙さんの著書『雨のち晴れがちょうどいい。』が8月4日発売! 今回は平野さんの近況報告その1です

 

現在は『山岸ロジスターズ』監督


表紙


 現役時代、中日ドラゴンズ西武ライオンズ、千葉ロッテマリーンズで活躍した外野守備の名手・平野謙さんの著書『雨のち晴れがちょうどいい。』が、8月4日発売される。

 両親を早くに亡くし、姉と2人で金物店を営んでいた時代は、エッセイストの姉・内藤洋子さんが書籍にし、NHKのテレビドラマにもなっている。

 波乱万丈の現役生活を経て、引退後の指導歴は、NPBのロッテ、北海道日本ハム、中日をはじめ、社会人野球・住友金属鹿島、韓国・起亜タイガース、独立リーグ・群馬ダイヤモンドペガサスと多彩。

 そして2023年1月からは静岡県島田市のクラブチーム、山岸ロジスターズの監督になった。

 これは書籍の内容をチョイ出ししていく企画だが、まずは平野氏から近況報告その1です。



 こんにちは! 平野謙です。このたびベースボール・マガジン社から僕の書籍『雨のち晴れがちょうどいい。』を発売することになりました。

 現在の悩みは8月7日、西荻窪の『今野書店』でやるトークショー&サイン会です(16時開始)。話すほうは大丈夫だと思いますが、当日のお客さんが、2人とか3人だったらどうしようと、今からドキドキしています。

 僕は今、縁あって『山岸ロジスターズ』の監督をしています。2017年にクラブチームに登録された新しいチームで、山岸運送グループの山岸一弥社長から「時間が掛かってもいいから強くしてください」と3年契約にしてもらっています。

 選手は全員、山岸運送グループの社員で、半分くらいが大型トラックのドライバーと聞いています。本社に足を運んだ際、チームのエースがどでかいトラックを自在に運転している姿を見たときはびっくりしました。『野球100%仕事100%』という創部以来のモットーどおりに、みんな一生懸命だし、素直です。うまくなりたい、勝ちたいという気持ちをしっかり持っています。

 練習は平日の夕方からと土日ですが、東京在住の僕は、すべてを見ることはできません。ほかの日は部長の天野義明君に任せ、金から日まで指導し、その間は選手と一緒に寮に泊まっています。

 まだまだ体は動きますので、ノックもやっています。この本にも、その雄姿を載せてもらおうかと思いましたが……撮影の日に、ぎっくり腰になってしまいました。表紙の写真は少しお腹が出ているように見えるかもしれませんが、これはコルセットを巻いているからでもあります(半分言い訳です。現在、絶賛ダイエット中)。

 表紙には「めざすは都市対抗出場」と入っています。これは担当編集者が勝手に入れたもので、さすがに、そんな甘い世界ではありません。ボチボチやっていこうと思っています。

 ただ、いつかはきっと、と思っています。
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