これぞエース!

『月刊プロ野球ヒーロー大図鑑』表紙
1934年12月26日、のちの
巨人軍、「大日本東京野球倶楽部」が創立。2024年はプロ野球90年の節目の年となる。
今回、小社ではプロ野球90年を記念し、歴代のトッププレーヤー1500人超をポジション別に分けた『月刊プロ野球ヒーロー大図鑑』を企画。3月27日に第1号を発売した(一部地域を除く)。
1号目のテーマは先発右投手パ・リーグ編。基本的にはポジション別にセ、パ1冊ずつだが、数の多い投手のみ、先発右投手、先発左投手、リリーフなど、さらに細分化している。
全30冊で構成し、愛読者プレゼントとしてオリジナル収納ボックスも準備。詳しい内容については、ご購入いただき、確認していただければ幸いです。
今回はその
斉藤和巳(ダイエー・
ソフトバンク)の記事(データ)からチョイ出し。
パ・リーグでは1985年の
佐藤義則(阪急)以来、実に18年ぶりの20勝を挙げて大ブレークした2003年、目を見張ったのが先発登板16連勝(自身登板は15連勝)だ。
この年は初の開幕投手を務め、4月中旬まで4試合に登板して2勝2敗、防御率は4.50と平凡なものだった。
記録の始まりは4月26日の
オリックス戦(ヤフーBB)だ。7回2失点で3勝目を挙げると、続く5月3日の試合は勝敗が付かなかったものの、次の登板となった5月10日の
日本ハム戦(福岡ドーム)から先発で15試合15連勝、およそ3カ月間、勝ち続けた。
記録が途絶えたのは9月10日の近鉄戦(福岡ドーム)。7回途中4失点で負け投手となった。
斉藤のすごいところは、2年後にも再び自身の登板で15連勝を飾ったこと。「負けないエース」と言われる所以だが、3年間で2度の15連勝は驚異だ。
なお、1号目のみ、お手軽な特別価格890円で。もちろん、「やきゅう」からです。