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【大学野球】明大が「高森野球教室」を開催 宗山塁は「『野球を純粋に楽しむこと』の大切さをあらためて感じました」

 

原点に立ち返る良い機会


明大の主将・宗山は高森野球教室の守備練習において、一つひとつ丁寧に小・中学生に指導した[写真=矢野寿明]


 明大野球部は8月3日から10日まで高森キャンプ(長野)を行っている。2日目(4日)は午前中に飯田球場で練習を行い、午後は同球場で「高森野球教室」を開催。地元の小・中学生と触れ合う貴重な時間となった。

 南信州高森ベースボールクラブの小学生31人、高森中学校野球部17人が参加。ウォーミングアップ、キャッチボール、ポジションごとに分かれて守備練習、ロングティーと充実メニューが組まれた。主将・宗山塁(4年・広陵高)と右の強打者・杉崎成(4年・東海大菅生高)は、実際にロングティーを披露。参加者は豪快なスイングと飛距離に目を奪われていた。

明大・宗山はロングティーでアマチュア屈指の技術を披露。参加者は興味深く見つめた[写真=矢野寿明]


 野球教室の後には「交流会」が行われた。野球教室の参加者、保護者と一緒に食事を取り、交流を深めた。会の合間には大学生が登壇しての自己紹介や、サインや写真撮影に応じた。

 宗山は「小、中学生の頃の気持ちを思い出して『野球を純粋に楽しむこと』の大切さをあらためて感じました」と、野球部を通じてコメント。人に分かりやすく教えることで、自身も原点に立ち返る良い機会となったようだ。

高森野球教室では、明大野球部と参加者による記念撮影が行われた[写真=矢野寿明]


 高森キャンプは、大学生の技術力アップだけが目的ではない。こうしたイベントを通じて、野球の普及・振興も、目的の一つとしてある。一人でも多くの参加者が将来、東京六大学、神宮球場でプレーすることを願っている。
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