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【大学野球】早大が南魚沼キャンプを打ち上げ 個々の「強化」として位置づけ充実の日々

 

朝9時から夕方4時までの猛練習


早大は8月17日、南魚沼キャンプを打ち上げた。ベーマガSTADIUMで「強化」をテーマに行われた[写真提供=早稲田大学野球部]


 早大は8月4日から行っていた新潟・南魚沼市での夏季キャンプを17日に打ち上げた。ベーマガSTADIUM (大原運動公園)で実施されるのは今年で3年目。休養日1日(12日)を挟んで、朝9時から夕方4時までの猛練習が行われた。宿舎へ戻って以降、夕食後は個々でウエートトレーニングや素振りで汗を流し、野球漬けの日々を送った。

 キャンプ序盤は天候不良だったが「南魚沼市雪国スポーツセンター」を室内練習場として有効活用。旧第二上田小の体育館を改修し、2022年11月に完成された新施設で、人工芝のアリーナでは4カ所で打撃練習ができる。また、ステージ、ギャラリーもフルで使用し、集中力を高めたメニューを消化できた。

 実戦は10日の全早稲田戦(OBの現役社会人で編成された稲門倶楽部)、15日の作新学院大、16日の上武大と3連勝。個々の「強化」として位置づけ、充実の日々を過ごした。

 17日の打ち上げの際に早大・小宮山悟監督は「満足のいく強化ができたという人間が多くなれば、おそらく、負けることはない。(リーグ戦の)25人のメンバーに入るためにも、残りの試合でどれだけのことができるか、こちらに示してほしい。最強のメンバーでリーグ戦に臨みたいと思っているので、それぞれが持ち得る能力をすべて発揮して開幕を迎えられるように、準備してほしい」と話した。

 続いて主将・印出太一(4年・中京大中京高)は、指揮官の言葉を受けてこう言った。

「リーグ戦で最強チームという話があったけど、最高の結果を個人として出せるように準備して、これからの数少ないオープン戦をものにしていかないといけない。このキャンプで満足せず、ここで鍛えたものを(活動拠点である)東伏見で磨きをかけて、リーグ戦の一戦目、東大戦から良い入りをして、早稲田の野球を最後まで貫き通して春秋連覇、秋の神宮大会で日本一にリベンジする。そこまで見据えて東伏見で頑張っていきましょう!!」

 最後に一本締めで、夏季キャンプを終えた。

 帰京後は8試合のオープン戦が予定されており、9月14日開幕の秋季リーグ戦に向けて、次はチーム内競争の段階に入る。そして、全5カード、約2カ月を戦い抜く布陣を整える。

文=岡本朋祐
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