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【第32回IPI軟式野球リーグ/第4節】開幕からの全勝のJBSが2年連続の王者に輝く! 2位以降は混戦必至、勝負の行方は横浜スタジアムでの最終戦へもつれ込む

 

軽快な守備で完勝したTDI。優勝は逃したが単独2位に浮上した


 先端IT関連優良企業6社が、優勝の栄冠を目指す第32回IPI軟式野球リーグ大会の第4日目が8月24日(土)にさいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。この日勝利したのは、JBS、SCSK、TDIの各チーム。JBSは今季初戦から負けなしの4連勝で最終戦を前にして、今年の優勝を確定させた。SCSKは2連勝で一気に3位、TDIも単独での2位に浮上する形となった。優勝は決定したものの最終戦での成績次第で、順位が大きく入れ替わりそうな予感のする季のIPI軟式野球リーグ。9/16横浜スタジアムでの熱い戦いに期待したい。

AAS 3-10 JBS 2桁得点で大勝! JBSが負けなし4連勝で2年連続優勝


1回表に1失点したAASはその裏すぐに藤浪のタイムリーで同点に


 初回、JBS先発の井手は2死から3番の大場に四球を与えるも後続をしっかり抑え無難な立ち上がりを見せる。その裏、JBSは四球で出塁した寺島が2つの盗塁で3塁を陥れると、2死から4番の間中がセンターへタイムリーを放ち1点を先制する。反撃したいAASは3回、9番の片山が初球を叩きライトへの3ベースヒットで出塁すると、1死から2番の藤浪がタイムリーを放ち同点。さらに相手の失策で1点を追加し勝ち越しに成功する。

3失点はしたが打線の援護もあり勝利投手となったJBSの井手


 しかしその裏、JBSは2番の寺島がランニングホームランを放ちすかさず同点に追いつくと、4回には集中打で大量7点を追加し勝負あり。3-11でJBSが開幕から4連勝を果たし、2年連続となる優勝に輝いた。

SCSK 13-4 IKI 谷が4打点の大活躍! SCSKが勝利で勝率5割に戻す


IKIは初回、高梨の適時打で幸先よく先制したが…


 先制したのはIKI。1回裏に1番の牧野が四球で出塁、2番の小野が手堅く送りバントで得点圏にランナーをすすめると、3番の高梨が初球をセンター前に弾き返しタイムリー。上位打線の見事な速攻で1点を先制する。2回にも代打の藤田がタイムリーを放ち2点を追加し、試合を優位に展開する。

2安打4打点の活躍で勝利の立役者となったSCSKの谷


 しかし3回、SCSKは9番の田邊が内野安打で出塁すると、4本の集中打で4点を奪い一気に勝ち越しに成功する。その後、5回にも打者一巡の猛攻で8点を追加するなどIKIを突き放し勝利。13-4でSCSKが勝利した。

TDI 8-1 SRA 3投手のリレーで盤石の勝利!TDIが単独2位に浮上


TDIは2点リードで迎えた2回、早崎のランニングホームランでSRAを突き放す


 初回、TDIは相手のエラーや四球で二死満塁のチャンスを作ると6番の飯山がレフトへのタイムリー、さらに悪送球なども重なり3点を先制する。その裏SRAは2死3塁のチャンスから4番の中村がタイムリーを放ち1点を返す。TDIは2回にも早崎のランニングホームラン、3回には盗塁間の送球中に得点をあげるなど順調に点数を重ねSRAを突き放していく。


 一方のSRAは、芝田、新、早崎TDIの3投手陣を打ち崩せず2回以降無得点と打線が機能せず。8-1でTDIが勝利し、最終戦を前に単独2位に躍り出た。

第32回 IPI軟式野球リーグ
●主催:IT SPORTS連盟
●後援:(株)ベースボール・マガジン社 週刊ベースボール/(一社)日本コンピュータシステム販売店協会(JCSSA)
●協賛:キリンビバレッジ(株)/ゼビオ(株)・(株)ヴィクトリア/フクダ電子(株)/ミズノ(株)/共和ゴム(株)
●協力:横浜スタジアム/大宮けんぽグラウンド/ナガセケンコー(株)

【IPI軟式野球リーグとは】
1991年に設立されたIT企業対抗軟式野球リーグ。野球を通じたIT企業同士の連携、社員の活性化、業界自体の認知度向上などを目的とする。今年で32回目を迎えている。

文=山下貴將 写真=BBM
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