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【大学野球】神宮の雰囲気に慣れ右打席から鋭いスイングを見せる東大・門田涼平

 

右越えのサヨナラ二塁打


東大・門田は9回裏一死二塁から右越え二塁打がサヨナラ打。リーグ戦初打点で歓喜の中央にいた[写真=矢野寿明]


【10月13日】東京六大学リーグ戦第5週
東大3x−2法大(1勝1敗)

 2対2の9回裏一死二塁。東大の七番・門田涼平(2年・松山東高)に打順が回ってきた。

「先輩方がつないでくれて、渡辺さん(向輝、3年・海城高、2失点完投勝利)も良いピッチングをされていたので、自分で決めてやろうと思っていました。打てる球を、強く振っていこうと思いました」

 右越えのサヨナラ二塁打は、自身リーグ戦初打点。東大は対戦成績を1勝1敗とした。

 門田はこの春にリーグ戦デビューも、代打で4打数無打。2カード目の慶大1回戦で初先発(七番・一塁)すると、同2回戦で通算13打席目で、リーグ戦初安打を放った。

「1本出て、気持ち的に楽になりました」

試合後は東大・大久保監督[右]、サヨナラ安打の門田[左]、リーグ戦初勝利の渡辺[中央]がウイニングボールを手に、笑顔を見せた[写真=矢野寿明]


 法大1回戦で初の2安打、この2回戦でも第2打席で左前打、9回の殊勲打と、2戦連続での複数安打。神宮の雰囲気にもすっかり慣れ、右打席から鋭いスイングを見せている。

 前カードの慶大戦では1回戦で先勝を許して、2回戦で雪辱するも、3回戦を落とした。

「1勝するだけではなく、あくまでも勝ち点を取ること。慶大戦で再確認しました。明日は取りたい」。2017年秋以来の勝ち点(対法大)を目指して、3回戦を総力戦で挑む。

文=岡本朋祐
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