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【大学野球】「大台」を超えた法大1年・境亮陽「131」に挑戦する「有資格者」に

 

指揮官も認める打撃の才能


法大の1年生・境は神宮デビューシーズンを、13試合中11試合で安打。3安打以上は4試合で記録している[写真=矢野寿明]


【5月25日】東京六大学リーグ戦
法大8-3明大(1勝1敗)

 法大の1年生・境亮陽(大阪桐蔭高)が「大台」を超えた。明大2回戦で3安打を記録し、今季通算21安打とした。57打数21安打、打率.368はリーグ6位につけている。

 なぜ「大台」なのか。東京六大学歴代1位の131安打を放った明大・高山俊(オイシックス新潟)は1年春に20安打を放っていたからだ(48打数20安打、打率.417)。境は2月の練習合流時に「通算100安打」を目標に掲げていたが、気が早いのは承知の上で「131」に挑戦する「有資格者」となったのである。

 法大・大島公一監督(元オリックスほか)は、境の打撃の才能を認める。

「ボールのラインに入れるのが上手。バットの軌道も良い。春は難しいんです。大学の授業も初めてで、神宮の雰囲気にも慣れていない。その中で、境には対応力がある。どこへ行っても、野球がこなせるような気がする」

 開幕から「二番・右翼」が定位置だったが、今季13試合目にして初の一番で起用された。

「(四番の)松下(松下歩叶、4年・桐蔭学園高)にどうチャンスを回していくか、のチーム。最善策として、朝まで考えました。境の一番も見てみたかった。3安打? どこの打順でも自分の打撃をするんだなと感じました」

初めて一番に入った明大2回戦で3安打。写真は2回の適時打[写真=矢野寿明]


 境としては、高校時代から慣れ親しんだ打順であり「気負うことなく、自然に打席に入れた」と、ヒットを積み重ねた。第2打席は適時打で、第4、5打席は内野安打。「最初の1本は良い形でしたが、2、3本目は当たり自体は良くない。でも、足が生かせ、自分の良さが出た」と振り返った。

 刺激をもらった。前日の24日には大阪桐蔭高の先輩である楽天浅村栄斗がプロ野球史上56人目の通算2000安打を達成した。同校出身者では初である。「見ていました。偉大な先輩。少しでも近づけるように努力したい。素晴らしいOBなので、自分も続けるように練習していきたいです」と、笑顔で話した。

 境は明大3回戦を残している。今季のリーグ最多安打は立大・山形球道(4年・興南高)の24安打。新たなトップバッターが法大打線をけん引していく。

文=岡本朋祐
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