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【大学野球】来年ドラフト1位指名へ向けたステップの場として青学大・鈴木泰成が狙う初の大学日本代表入り

 

「自分の持ち味を出す」


合宿中、投内連係で軽快な動きを見せる青学大・鈴木。23日の実戦登板へ向けて、万全の調整を重ねてきた[写真=矢野寿明]


 いよいよ2026年のドラフトの超目玉がベールを脱ぐ。6月21日から大学日本代表候補合宿が開催されており、2日間で4試合、計23イニングの紅白戦が行われた。全日本大学選手権で4強以上に残った投手は疲労を考慮され、2日目(22日)までの登板はなかった。3日目の紅白戦では、登板が予定されている。

 青学大の154キロ右腕・鈴木泰成(3年・東海大菅生高)もその一人である。NPBスカウトからは「来年のドラフト1位候補」と評価されており、MLBスカウトも注目している。22日の練習後、鈴木は取材に応じた。

「今回の合宿は、初めての経験なので、全力で挑めたらと思います。自分の持ち味を出す。この2日間で、良い準備ができています。今合宿に参加したメンバーとは、いろいろな話をさせていただいています。一流のメンタルを持っている投手は、自分で考えて、行動できる。自分ももっと、投手としての能力を上げ、さらに自信が持てるようにしたいです」

 鈴木の「持ち味」とは何か。

「ピンチでも動じない、強気のピッチングです。真っすぐで押す投球。追い込んでからのフォークにも自信があり、三振が取れるのが武器です。『いつもどおり』が、この舞台でも発揮できたらと思っています」

 東海大菅生高時代から「ドラフト候補」に名前が挙がっていたが、高校3年時にプロ志望届を提出しなかった。

「右肘のケガの状態(2年冬に肘頭の疲労骨折)もあり、最後の夏の西東京大会も本調子で投げられなかったので、大学に行って一から鍛え直してからほうが良い、と。そこの迷いはなかったです。ドラフト1位で指名されると決めて、大学に進学した背景があります。その意志はブラさず、ここまで来ています」

 23年のドラフトでは常廣羽也斗(広島)、下村海翔(阪神)の投手2人がドラフト1位、主将の中島大輔楽天6位指名を受けている。25年は西川史礁がロッテ1位、佐々木泰が広島1位指名。今年はエース右腕・中西聖輝(4年・智弁和歌山高)が上位候補に挙がる。鈴木は3年間、先輩たちの背中を追ってきた。

「間近で見ているので、どういうレベルにならないといけないのかは、理解できているつもりです。今年は中西さんがお手本のような存在ですので、自分も来年はチームの大黒柱として、ドラフト1位で指名されるためにも、しっかりと役割を果たせるようにしたいです」

 青学大は今春までに、東都大学リーグで5連覇中。今秋は「V6」がかかる。

「戦前の専修大学と、戦後は亜細亜大学が6連覇を遂げている。自分の代でリーグ7連覇をしたら東都史上初なので、そのためにも、自分がしっかり投げないといけない」

 来年のドラフト1位指名へ向けたステップの場として今回、初の大学日本代表入りを狙っている。

文=岡本朋祐
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