NPB10球団以上が視察

旭川北高は146キロ右腕・菊地を擁して、21年ぶりの甲子園出場を目指す
北北海道大会は6月21日に2支部(十勝、釧根)の予選が開幕。2004年以来、21年ぶり3回目の甲子園出場を目指す第3シード校・旭川北高は、旭川支部予選の1回戦(同26日)で旭川志峯高と対戦する。
チームをけん引するのはプロ注目の146キロ右腕・菊地斗夢(3年)だ。すでにNPB10球団以上の視察があり、担当スカウト以外にも管理職、編成担当幹部も直接、グラウンドに足を運んでいるという。
この3年間で身長は5センチ伸びて185センチ、体重は15キロ増の69キロとなった。下級生時代は大型選手が苦しむ傾向があると言われる成長痛と向き合い、無理をさせず、野手(三塁手)で出場。2年秋から主戦投手となると、道内で脚光を浴びる存在となった。
同校OBの笹森敦監督は言う。
「東京ガスに在籍している伊東佳希(星槎道都大)が旭川北高の卒業生で、彼がエースだった2019年夏に北北海道大会4強。菊地の完成度としては、当時の伊東を上回る球威があり、変化球のキレもある。入学以降、心と体が成長し、大会前の2週間でも確かな伸びを実感しており、将来性は十分にあります」
手先が器用でありカーブ、スライダー、カットボール、スプリットをうまく操る術がある。北北海道大会前の練習試合では15奪三振をマークするなど、課題だった制球力も安定し、主戦投手としての風格も出てきている。
「公立校なので、なかなか選手がそろいません。部員28人。少しでも、試合でできるプレーを増やしていこうと取り組んできました。伊東のときもそうでしたが、菊地という好投手が在籍している年は、勝ち上がるチャンス。この1年間、甲子園を目指して練習してきました。私の役割としては、良いコンディションに整え、試合に臨ませたいと思います」
旭川北高は旭川支部予選を2試合勝ち上がれば、北北海道大会進出となる。北北海道大会は6支部から計16チームが出場。1回戦から甲子園出場が決定する決勝まで、4試合である。ドラフト候補のエース右腕・菊地は打撃も非凡であり、今夏の旋風を固く誓っている。
文=岡本朋祐