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冬の沖縄は今年も熱き野球人たちが集う場所に 進化するジャパンウィンターリーグ

 

2025年シーズンはさらに規模を拡大


ジャパンウィンターリーグは今年で4年目を迎える。写真は昨年[写真=JWL提供]


 株式会社ジャパンリーグは9月22日に会見を開き、同社が運営するジャパンウィンターリーグ(以下JWL)の概要を発表した。

 日程は11月22日から12月18日まで。2つのリーグ(応募人数は約80人)で各3チームを編成し、リーグ戦を展開する。新たな挑戦の場となる「トライアウト」は嘉手納町野球場で全17試合、実戦におけるスキルアップを目的とする「アドバンス」はコザしんきんスタジアムで全36試合が行われる予定だ。

 応募締め切りは11月7日となっており、21日に那覇空港で歓迎式、22日にトライアウト組はフィジカルテスト(アドバンスは練習日)を経て、開会式の23日からリーグ戦がスタートする。昨年は計14カ国・地域の選手が参加したが、12月6日には国内組と海外組に分かれたオールスター戦(JAPANESE VS.OVERSEAS)が開催。17、18日にプレーオフが行われ、18日に閉幕するというスケジュールである。

 JWLは「陽の目を見ない場所に光を」「野球界の登竜門を沖縄に」をコンセプトに2022年に発足した。15歳以上の野球選手に実戦経験の場所を提供するリーグとして定着。今年は4年目のシーズンを迎えた。

 昨年は14カ国から145人の選手が参加。NPBからは西武楽天DeNAが参加。CPBLからは統一、中国野球協会からのU-23をメインとする選手団が派遣された。MLB、NPBをはじめ、40球団以上のスカウトが視察に訪れた。

 楽天・西口直人は23年のトミー・ジョン手術から、24年10月のフェニックス・リーグを経て、11月末からは同リーグに派遣。貴重な実戦の場を踏み、今年2月に育成から支配下登録に復帰。今季は2年ぶりの一軍登板で活躍を見せ、JWLの存在感を示す一つの成功例となった。

 2025年シーズンはさらに規模を拡大。NPBからは昨年に続いて西武、新たにヤクルトロッテのほか、セパ両リーグから計5球団の参加が内定している。また、社会人からはトヨタ自動車、Honda、Honda鈴鹿の参加が決定。今年からは実戦の場を提供するアドバンスの拡大に伴い、コザしんきんスタジアムに加え、トライアウトは嘉手納球場と、2球場に拡大して開催されることになった。

 昨年に続いて、DAZNがアドバンス全試合を配信する。新たな試みとしてJWLでの実況を審査対象に、来季のDAZNでのプロ野球実況の権利を競うDAZN初のリアリティショー「THE ANNOUNCER 〜スポーツ実況者オーディション〜」の参加者の募集を9月22日から開始している(30日まで)。DAZNは「野球の文化を、次世代の人材を育てていく場」と、JWLの運営理念に共感。選手だけでなく、アナライザーなど、野球界に関わりたいという熱意を持った人材に対して、夢の実現の場を提供。JWLはその機会を創出する「プラットフォーム」としての役割を目指しているという。

 参加選手は実戦だけでなく、例年同様「レベルアッププログラム」の計14講座が組み込まれている。体の使い方など、専門家からの講義は知識を深める貴重な時間となる。

『ベースボール・エキスポ』へ


 株式会社ジャパンリーグは今年、新たな試みとして、高校3年生を対象とした「ジャパンサマーリーグ2025(JSL)」が開催。37人が参加し1週間、実戦の機会が設けられ、次なるステージへのステップの場となった。参加者は同リーグ後、大学、社会人などへ進路が決まったという。来年に向けては、夏のJSLと冬のJWLとの連携を模索していく。

 JWL・大野倫GMは言った。

「今年の沖縄は、野球熱で盛り上がった1年でした。沖縄尚学が夏の甲子園で初優勝。U-18W杯が開催され、いまもその興奮は冷めやらぬ状況です。JWLは今年で4年目を迎えます。昨年からDAZNさんが映像を発信してくださり、選手のスカウティングにも重要な役割を担い、心強く思っております。いろいろな人に見られる、評価される場は、選手にとってアドバンテージになり、モチベーションも上がる。冬は沖縄から野球人生をかけた懸命なプレーが、発信できると信じています」

 ジャパンリーグ・鷲崎一誠代表取締役社長は熱き思いを語っている。

「今年もワクワクするような企画をたくさん用意しています。DAZNさんとのコンセプトと合致しており、野球界に成果が残ると思っています。JWLが『ベースボール・エキスポ』となれるように、さらに拡大していきたいです」

 冬の沖縄は今年も、熱き野球人たちが集う場所となる。
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