関東大会出場が決定

法政二高OBの柴田勲氏が神奈川県大会準決勝を観戦した[写真=BBM]
【10月4日】
秋季神奈川県大会準決勝
法政二高3-2立花学園高
33年ぶりの関東大会出場をかけた準決勝に、レジェンドOBが姿を見せた。右腕エースとして1960年夏、61年春の甲子園連覇を遂げた柴田勲氏(元
巨人)である。法政二高が秋の県4強へ進出したのは、2000年以来だ。
「25年ぶり? 久しぶりですねえ。われわれが在籍していた頃は、このあたりまで勝ち上がるのは、珍しいことではなかったんですがね……。夏の神奈川大会も毎年、観戦しに来ますが、最近は早い段階で負けることが多く、よくここまで来たと思います」
法政二高は、春は84年、夏は88年を最後の甲子園に遠ざかる。「古豪」と呼ばれて久しい。
柴田氏はいつも母校を気にかけており、現チームにも詳しい。4強進出の原動力となった右腕エース・松田早太(2年)も事前情報としてインプット。生で見るのは初めてだった。
3対2と法政二高リードで迎えた試合終盤。ネット裏で観戦する柴田氏に松田評を聞いた。
「コントロールが良い。カーブの使い方がうまいです。先頭打者を注意し、ムダな走者さえ出さなければ、失点されることはない」
9回裏は先頭打者を失策による出塁を許し、犠打で一死二塁。1本を許されない場面で、後続2人を抑え、1点差を守り切った。
「関東大会出場が決まり、甲子園の夢も広がった。法政の校歌を聞けて良かったです」
この日、サーティーフォー保土ヶ谷球場には多くの卒業生が駆け付け、大声援を送っていた。81歳。柴田氏は笑顔で球場を引き揚げた。
文=岡本朋祐