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西武が1位指名公表の明大・小島大河は希少価値の高い「打てる左の司令塔」

 

大舞台での勝負強さ


安定感のあるバッティングは評価が高い[写真=矢野寿明]


 10月21日、西武広池浩司球団本部長が23日に行われるドラフト会議で明大・小島大河を1位で指名することを公表した。明大の“扇の要”を担う男は、果たしてどのような選手なのだろうか。

「打てる捕手」の看板に偽りなしを証明した。今春は慶大2回戦で打球が当たり左脇腹を骨折するも、3週間後の早大2回戦から一塁手として出場し3回戦は土壇場の9回、一時同点に追いつく右越え3ラン。早大とのV決定戦でもエース・伊藤樹から3ランを放つなど、マスクなしでも主砲として圧倒的な存在感を見せつけた。

 捕手転向は東海大相模高2年冬。小学生時代は遊撃手と投手で相模ボーイズでは二塁手だったが、門馬敬治元監督の勧めでコンバート。石田隼都(巨人)とのバッテリーで3年春のセンバツ優勝へと導いた。明大入学後は捕手一本。2年春から正捕手を任され、のちにプロ入りした先輩投手たちを物怖じせずにリードしながら準Vの全日本大学選手権では打率5割で敢闘賞。昨夏のハーレムベースボールウィークではMVPに輝くなど、大舞台での勝負強さもプロ向きだ。

 今秋も打率.429で天皇杯奪回に貢献したが4年秋までの通算打率は.345。右足を高く上げた一本足打法はバットの振り出しに無駄がなく、タイミングの取り方にも天性のセンスが光る。巧みな技術で理想とする「率も残せて長打も打てる打者」を体現してきた。捕手技術も飛躍的に向上。元内野手ならではのフットワークの良さも生きている。

 好きな選手は高校の先輩でもある巨人の大城卓三。希少価値の高い打てる左の司令塔は「プロ野球はずっと目指してきたところ。そういう立場にいられれば目指していきたい」と、地に足を着けながら、夢の舞台へと歩みを進めている。
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