
初回に1点を失った阪神先発・村上だが2回から7回まではソフトバンク打線をゼロに抑えた[写真=高原由佳]
11年ぶりの顔合わせとなったソフトバンクと阪神の頂上決戦。SMBC日本シリーズ2025が10月25日、みずほPayPayで開幕した。
ソフトバンクは
有原航平、阪神は
村上頌樹の両エースの先発で始まった初戦、先制したのはソフトバンクだった。初回、二死二塁のチャンスで四番・
近藤健介が中前適時打。「とにかく大事な先制点を取ることができて良かったです」。左脇腹痛でクライマックスシリーズを欠場した安打製造機が復帰戦でさっそく仕事を果たした。
有原は4回まで先頭打者を出塁させない落ち着いたピッチング。5回、
島田海吏の二塁内野安打で初めて先頭打者を出し、二盗を決められ無死二塁のピンチを招いたが
高寺望夢を空振り三振、
坂本誠志郎を遊ゴロ、
小幡竜平を中飛に仕留めて得点を許さない。
5回を終わって、ソフトバンクが1点リード。次の“1点”が試合の行方を左右する展開になったが、それを手にしたのは阪神だった。
6回、先頭の
近本光司が中前打で出塁すると、続く
中野拓夢の初球に二盗。中野は2球目を三塁ライン際にバントすると三塁手・
野村勇が打球を見送ったが切れない。中野は二盗も決め、無死二、三塁とチャンスが拡大すると
森下翔太の遊ゴロの間に近本が同点のホームイン。さらに一死三塁から
佐藤輝明が右中間へ適時打。阪神が2対1と勝ち越した。
5回まで毎回のように走者を背負いながら粘投していた村上は逆転直後の6回を三者凡退に抑える。100球を超えていたが7回もマウンドへ。一死から
牧原大成に左前打を浴びるも後続を断ち、スコアボードにゼロを刻んだ。
ソフトバンク打線は8回、
及川雅貴から一死二塁のチャンスをつくったが
栗原陵矢は空振り三振、代わった
石井大智の前に代打・
山川穂高が四球も、野村が左飛に倒れる。回またぎで9回のマウンドに立った石井はソフトバンク打線をゼロに抑え、阪神が初戦を2対1で勝利した。