勝てば「当確ライン」

智弁学園高が4対0でリード。中1日を置いて、継続試合は6回から再開された[写真=牛島寿人]
【10月27日】
秋季近畿大会準々決勝(継続試合)
智弁学園(奈良)6x-5東洋大姫路(兵庫)
来春のセンバツ高校野球大会の近畿地区の一般選考枠は「6」。準々決勝は大きな意味合いを持つ。つまり、勝てば4強進出。選抜選考委員会(来年1月30日)の選出への「当確ライン」と言われているからだ。
智弁学園高と東洋大姫路高の一戦(10月25日)は、5回終了時に継続試合が宣告された。智弁学園高が4対0でリード。5回ごろから雨が強くなり、天候が回復せず。グラウンド状態が不良のため中断も、再開できなかった。

25日は5回ごろから雨が強くなり、試合続行が不可能となった[写真=牛島寿人]
中1日を置いて、27日の14時から仕切り直し。ゲームは6回表から再びプレーボール。この「水入り」を活用したのは、東洋大姫路高だった。7回表に2点をかえすと、8回表に3点を挙げて逆転。しかし、粘る智弁学園高も8回裏に追いつくと、9回裏は二死一、三塁から四番・逢坂悠誠(1年)のサヨナラ打で2日がかりの激戦を制した。
智弁学園高の左腕エース・杉本真滉(2年)は25日に先発し、27日もそのまま続投。144球を投げ切り、5失点完投勝利を挙げた。東洋大姫路高も25日の2回途中から二番手で救援した左腕・三上颯真(2年)が2日間にわたって力投したが、最後は力尽きている。

智弁学園高は一度は追いつかれたが、6対5でサヨナラ勝ち。東洋大姫路高との継続試合を制した[写真=牛島寿人]
奈良1位・智弁学園高と兵庫3位・東洋大姫路高による強豪対決。惜敗した東洋大姫路高は選抜出場へ微妙な立場となったが、この難しい一戦での「粘り」がどう評価されるか。
センバツの一般選考枠は原則的に近畿大会での上位2校がまず選出され、残り4校は8強進出校のうち、準決勝へ駒を進めた2校が次に推薦されるのが例年の流れ。そして、残る2校は準々決勝で敗退した4校による比較検討となることが予想される。