最終学年では主将の重責

中学、高校とチームメートだった明大の主将・木本[左]と法大の主将・松下。お互いを高め合った10年間だった[写真=矢野寿明]
【11月2日】
東京六大学リーグ戦第8週
早大3-0慶大(早大2勝)
東京六大学秋季リーグ戦は第8週で早大が慶大に連勝し、全日程が終了。閉会式後は優勝校、個人表彰選手による記念撮影が行われる。
5季ぶり44度目のリーグ優勝へ導いた明大の主将・木本圭一(4年・桐蔭学園高)と、満票で4度目の三塁手のベストナイン(うち二塁手で1度受賞)を受賞した法大・
松下歩叶(4年・桐蔭学園高、
ヤクルトドラフト1位指名)が接触するシーンがあった。
2人は中学時代に在籍した静岡裾野シニア時代からのチームメートで、高校も桐蔭学園高へ進み、6年間をともに過ごした。大学も東京六大学野球連盟の加盟校に在籍し、この4年間、切磋琢磨してきた。3年春には木本が二塁手、松下が三塁手でベストナイン同時受賞。最終学年では主将という重責を担い、背番号10を着け、高め合ってきた仲である。
今秋、明大と法大は第5週で対戦。明大が連勝で勝ち点を挙げた同2回戦の試合終了の整列後、2人が健闘を称え合う場面も見られた。
秋のシーズンを終え、2人に話を聞いた。
木本 大学入学後、初めて相手チームになって「こんなに良い選手だったんだ!!」というのを実感しました。
松下 今年1年間、主将として苦しいこともあったんですが、明治との試合は楽しむことができました。
木本 今後は別々の道を歩むことになりますが、この4年間もそうですけど「10年間、ありがとう」という感謝の気持ちです。
松下 自分も「ありがとう」という率直な思いと「これからも、よろしく」と。あとは、最後の明治神宮大会(11月14日開幕)を頑張ってほしいという思いもあります。
木本 自分は卒業後、社会人野球に進みますが、プロ入りする松下を一ファンとして応援していきたいです。2年後、自分も一緒の舞台でプレーできるように頑張ります。
松下 中学以来10年、ずっと関わってきて、心から感謝したいです。最後、11月29日の連盟結成100周年記念試合(オールスター東西対決)では、同じチーム(チームEast)でプレーできるので、最後の学生野球のステージを楽しみにしています。
木本 チームEastの主将を任されているので、松下と一緒になって引っ張っていきたい。
文=岡本朋祐