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愛すべき助っ人たち

<助っ人MVP>パ・リーグの最初と最後は鷹の投手 スタンカの1964年、サファテの2017年【愛すべき助っ人たち】

 

伝説的な日本シリーズの力投


2017年にシーズンMVPに輝いたサファテ


 これから発表される2025年のMVPだが、現時点でペナントレースMVPを受賞した最後の助っ人は17年、ソフトバンクのデニス・サファテだ。一方、プロ野球でMVPの表彰が始まったのは歴史の幕が明けて2年目のことで、春季、秋季の2シーズン制だった当時、その1937年の秋季に受賞したイーグルスのバッキー・ハリスが外国人選手の第1号だった。50年に現在の2リーグ制となってからは、セ・リーグで巨人からハワイ出身で日系人の与那嶺要が57年、パ・リーグで南海からジョー・スタンカが64年に受賞したのが、それぞれの第1号となる。南海とは現在のソフトバンク。パ・リーグでは奇しくも最初と最後を鷹の“助っ投”が飾っているわけだ。今回は、この2人のMVPイヤーを振り返ってみたい。

 2017年のサファテは、まだ印象に新しい。広島で来日し、西武を経て14年に入団したサファテは、黄金時代のチームにあって移籍1年目からクローザーとしてリーグ優勝に貢献、クローザーの地位を不動のものに。17年はプロ野球の頂点に立つシーズン54セーブでリーグ優勝の立役者となった。

1964年にシーズンMVPに輝いたスタンカ


 一方、スタンカのMVPは、このときから半世紀を超える時間をさかのぼる。1964年は、まだセーブ制度が導入されていない時代だが、スタンカはサファテとは対照的に当初から主にスターターとして活躍していた。来日5年目として迎えたのが64年。47試合で26勝を挙げて南海をリーグ優勝に導いた。阪神との日本シリーズでは第6戦から連投で2試合連続の完封。南海は日本一に輝いたが、これが南海としては最後の日本一となる。

 サファテも負けていない。2017年のDeNAとの日本シリーズでは3勝2敗で迎えた第6戦で9回表から味方の逆転を待つ異例のイニングまたぎで延長11回表まで投げ抜き、日本一の奪還に貢献している。

 ただ、スタンカは家族の事故もあり、またサファテは故障で、ともにMVPイヤーが最後の輝きに。それでも、ホークスの助っ人ではスタンカが通算最多勝、サファテが通算最多セーブとして、その名を歴史に残している。

写真=BBM
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