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【大学野球】「その積み重ねが歴史と伝統になる」 慶大OB・高橋由伸氏が後輩へメッセージ

 

尽きない神宮での思い出


慶大OB・高橋氏は東京六大学で歴代最多の23本塁打を放った。報道陣の取材に対応し、思い出話を語っている[写真=BBM]


 東京六大学野球連盟の結成100周年記念祝賀会が12月7日、東京都内のホテルで行われた。加盟6校の卒業生のほか、球界関係者など約1300人が出席した。

 慶大で歴代最多23本塁打を放った高橋由伸氏(巨人前監督)が報道陣の取材に応じた。卒業から28年。神宮での思い出は尽きない。

「100年という歴史の1ページの中で野球がやれたのは良かったです」

 現在50歳。この日、出席した偉大な先輩を前にして「この中ではまだ、若造なので……」と恐縮していた一方で「(後輩から)あいさつをされることも増えました」と明かした。「継承と言いますか、自分たちも引き継いでいかないといけない」と明治、大正、昭和、令和と日本の学生野球界をけん引してきた同連盟のレジェンドOBとして背筋を伸ばした。

 後輩たちには、こうメッセージを残した。

「在学当時は感じないでしょうが、恵まれた環境でプレーしていたことは、大学を卒業してはじめて分かることなんです。今の学生は、まずは目の前のことを一生懸命やってほしい。その積み重ねが、歴史と伝統になるんです」

 次なる100年へと、新たな歩みが始まる。

「来春からはDH制が導入されますが、環境が変わっていく中でも、守るべきことは大事にしてほしいと思います。魅力ある試合、魅力ある選手が出てくることを期待したいです」

 高橋氏は毎シーズン、時間が合えば母校・慶大のリーグ戦を観戦している熱心な塾員だ。誰よりも、大学4年間、神宮に育てられたことを感謝している。祝賀会の合間には、同級生のライバルだった明大・川上憲伸氏(元中日ほか)と談笑するなど、旧交を深めていた。

取材・文=岡本朋祐
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