くまモンのネクタイで登場

Honda熊本・古寺は熊本への愛着からくまモンのネクタイを着用して表彰に臨んだ[写真=川口洋邦]
2025年度社会人野球表彰が12月10日、東京都内のホテルで行われた。
個人表彰部門で最多打点賞(14試合で18打点)を受賞したのはHonda熊本の入社5年目・
古寺宏輝内野手(関東学院大)である。175センチ85キロ。右の大型スラッガーである。
全国屈指の強打・Honda熊本の四番を担い、JABA四国大会では9打点をマーク。鷺宮製作所との社会人日本選手権2回戦では、
巨人ドラフト1位の左腕・竹丸和幸から逆転2点二塁打と、勝負強さを披露した。
「この賞はチームの皆さんが僕の前にたくさん塁に出ていただいたおかげで取れた賞なので、まずはチームの皆さんに感謝したいと思います。チームとしては今年、都市対抗ではヤマハさんに1回戦敗退。日本選手権はベスト8ということで悔しい結果でした」
すでに、2026年シーズンに向けて始動している。この日の表彰式は、熊本県PRマスコットキャラクター・くまモンがデザインされたネクタイで登場。表彰を受けた後、壇上のスピーチではユーモラスに話した。
「今、熊本ではとんでもないウエート・トレーニングをしています。腕がパンパンです」と語ると、自ら鍛え上げた腕をたたいて猛アピール。ところが、ファンも詰めかけた会場内の反応はイマイチで「えっ!」と苦笑い。しかし、気持ちを切り替えて、意気込みを続けた。ここでも、個性的なコメントを披露。
「来年は必ず、都市対抗と日本選手権で優勝したいと思います。絶対、します。個人的にはもう、高橋くん(高橋隆慶、JR東日本、
ソフトバンク5位)みたいにプロ野球選手にはなれないので、社会人日本代表に選ばれるように頑張ります」
表彰後の取材では、社会人6年目シーズンへの抱負を語った。
「来年、勝ちたいですね。勝てるように頑張ります。やっぱり下の子が増えてきたんで、それにちゃんと見本となれるようにやっていきたいと思います」
27歳。チームを背負う自覚は十分である。持ち前のフルスイングと、飛び切りの明るさでHonda熊本をけん引していく。
取材・文=岡本朋祐