あそび場として開放

子どもたちは約2時間、開放されたグラウンドで大学生と一緒になって楽しんだ[写真提供=法政大学野球部]
東京六大学野球連盟は「社会連携アクション2025」として「野球部グラウンドから広がる子どもたちの未来」を開催した。加盟6校がそれぞれの活動拠点であるグラウンドを開放。同連盟のホームページには、開催趣旨として「大学と地域が一体となって、子どもたちの健やかな未来を育むことを目的としたイベント」とある(12月13日は明大、法大、立大。14日は慶大、東大、早大で開催)。
2023年から始まり、今年が3度目。少子化による野球人口減少の背景がある中で「野球部グラウンドを子どもたちの遊び場へ」と、同連盟が力を入れている事業の一つである。
同イベントの先駆けとなったのは早大だ。10年ほど前、現役選手だった
和田毅(元
ソフトバンクほか)、
青木宣親(元
ヤクルトほか)らが、未就学児を対象にした野球教室、遊び場の提供として始めた野球の普及事業である。
グラウンドを遊び場として開放。ベースボール型の遊びや鬼ごっこなどを通して、野球に触れ合うきっかけを作る遊び体験の授業を展開した。早大の活動を通じて、他の5大学にも有意義なイベントであると話が広がった。6校が一体となり、同イベントを連盟として事業展開する流れとなったという。各校では、当日の主役である子どもたちに、充実の時間を過ごしてもらうため、学生主体で工夫を凝らしたメニューを考案し、実施している。
講師役の学生も学びの場

子どもたちが親しみやすいように、講師役の学生のグランドコートの胸には、ひらがなで名前を張った[写真提供=法政大学野球部]
法大では12月13日「法政大学野球部とあそぼう!!」が行われた。約40人の子どもたちがバットやボールを使って楽しんだ。講師役である学生たちが盛り上げ、約2時間、広大な球場はたくさんの笑顔であふれた。
学生にとっても、自らと向き合う上で、貴重な活動である。普段は監督・助監督・コーチから指導を受ける立場だが、この日は、子どもたちに野球の魅力を伝える側。教えることで新たな気づきが生まれ、学びの場となる。
参加者も大満足の1日となった。東京六大学野球連盟は今年、結成100周年。神宮球場での真剣勝負、全力プレーを通じ、学生スポーツの素晴らしさを発信するだけでなく、野球の普及・振興も積極的に継続していく。