入所者とふれ合いの時間

NPB審判員によるグラウンド外の活動は意義深いものがある[写真=BBM]
日本野球機構(NPB)に在籍する審判員はグラウンドに立ち、
ジャッジするだけが仕事ではない。1月15日、ボランティア活動の一環として、神奈川県鎌倉市の重症心身障がい児者施設「社会福祉法人 聖テレジア会 鎌倉療育医療センター小さき花の園」を訪問した。
NPB審判員は公式戦で着用するユニフォームで登場。入所者とふれ合いの時間を過ごした。各球団へ派遣されるプロ野球のキャンプインを前にして、こうした取り組みは、知見・見識を広げる貴重な場となった。下記が各審判員の感想である。
「それぞれのフロアに野球好きの方がいらして、少しでも喜んでいただけたのなら、来訪した自分たちにとっても、うれしい限りです」(原信一朗審判員)
「入所者の方々が楽しそうにしている様子を見て私もとても嬉しくなりました。笑顔を向けられるとこちらも笑顔になり、日々を力強く生きている方々のパワーを分けてもらった気がします」(村山太朗審判員)
「入所や通所の皆さんが笑顔や声を出して、私たちの話に耳を傾けてくださり、とても感激しました。また機会がありましたら、ぜひ皆さんとお会いしたいです」(市川貴之審判員)
「入所者の方が見逃し三振のジェスチャーやホームランかファウルかのジェスチャーを見て喜んでいるのを見て、短い時間でも楽しんでいただけて良かったと思いました。自分にできることは小さいかもしれませんが、機会があれば今後もボランティア活動に参加していきたいと思います」(長井功一審判員)
「働かれている職員の方々が入所者のみなさんに安心していただけるよう、それぞれの特徴を把握されていることにとても感動しました。良いコミュニケーションを取るうえで最も重要なことだと改めて感じました」(青木昴審判員)
「今回の訪問を通じて、自分たちが行動するだけでこれだけ喜んでもらえることが実感でき、すごくうれしい気持ちになりました」(鈴木宏基審判員)
施設担当者は「ご訪問いただいたあと、審判員の皆さまのお話をすると、とても反応が良く喜んでくれます。シーズンに入りましたら選手のみならず、審判員の皆さまにも注目し応援させていただきます」とコメントした。
ゲーム、グラウンドの主役は選手だが、試合を成立させるためには、審判員との共存、信頼関係を築いていくことが必要不可欠である。アンパイアも選手同様、相当なプロ意識を持って心身の準備をし、目の前の一戦に臨んでいる。今回のボランティア活動は多大な成果を収め、意義深いものとなった。