3回戦はシード校と対戦

183センチ85キロ。日大高の三番を任される山本は勝負強い打撃が持ち味である[写真=BBM]
【春季神奈川県大会2回戦】
4月5日
日大高7-2麻溝台高
打順に関係なく、足を仕掛ける。日大高は積極走塁で相手校にプレッシャーをかける。ポイントゲッターである三番・山本大輝(3年)も麻溝台高との2回戦で2つの盗塁を決めた。この試合、5個以上のスチールで攻撃のリズムをつかみ、ゲームの主導権を渡さなかった。
「昨秋は自分たちのやりたいことができずに終わってしまったんです。負けてからは一冬をかけて『足を絡めていこう』と練習してきました。盗塁、エンドランでゲームを動かしていく。足は速いほうではありませんが、チャレンジしていくことを大事にしています」
山本はバットのほうでも1回裏に中前先制適時打、2回裏には左越えの2点タイムリーを放ち、チームの初戦突破に大きく貢献した。
「もともと逆方向に打つのは得意で、オフの間は強い打球を引っ張れるように打ち込んできました。一つ勝てて良かったです」
山本は1年秋からベンチ入り。2年春は東海大相模高との準々決勝では代打で三振を喫し「悔しい思いをした」(チームは0対10で7回
コールド敗退)。同夏は「入学から身長が12センチ伸びた影響のようです」と、左膝の成長痛により、メンバーを外れた。戦線離脱の間、できる限りのトレーニングを積み、同秋の新チームから四番として戻ってきた。4回戦で橘高に敗退し、16強止まりだった。
4月11日の3回戦ではシード校の三浦学苑高と対戦する。日大高・伊藤謙吾監督は「今日はミスも出たので、もっと詰めて練習をしていきたい」と意気込めば、山本は「ウチは秋ベスト16で、三浦学苑さんはベスト8。大きな山であり、自分たちのやってきたことを発揮したいです。この春は準々決勝進出で第2シードを獲得することが目標です」と、表情を引き締めた。
好きな選手は
高橋由伸(元
巨人)で、広角に鋭い打球を打ち分けるのが理想だという。高校卒業後は大学でのプレー続行を視野に入れる。左打席で特別なオーラを放つ背番号「3」のバットから目が離せない。
取材・文=岡本朋祐