先端IT関連優良企業6社が、優勝の栄冠を目指す第34回IPI軟式野球リーグ大会が7月11日(土)にさいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。 写真=藤井勝治 
34回目を迎えたIPI軟式野球リーグ。4連覇を狙うJBSをどこが止めるのかに注目が集まる
リーグ4連覇を狙うJBSは、開幕戦でTDIと対戦。エース寺島が投打にわたる活躍をみせ、チーム3本のランニングホームランが飛び出す打線の勢いそのままに7-1で快勝し、王者の貫録を示す好スタートを切った。
SRA対SCSKは両チーム合わせて17得点の打撃戦に。一時は逆転を許したSRAだったが、4回に氏原の満塁ランニングホームランを含む一挙8得点のビッグイニングで試合をひっくり返し、SCSKの追い上げを振り切った。
また、IKI対AASの一戦では、AASが初回に押し出し4つを含む6得点と序盤から主導権を握り快勝。先発の片岡は6回3失点の投球に加え自らランニングホームランを放つなど、投打に存在感をみせた。
3試合合計39得点と各チームの打線が火を噴く波乱の幕開けとなった開幕節。今後、連覇を目指すJBSを他の5チームがどう追うのか、次節以降の戦いにも注目が集まる。
開会式

開会式で挨拶したSCSK株式会社ITインフラ事業グループ部・松本晴貴氏
第1試合終了後、全6社が参加して行われた開会式ではSCSK株式会社 ITインフラ事業グループ部・松本晴貴氏による挨拶を実施。「企業の枠を超え交流することで、社会に貢献してほしい」「今年度も実りのある戦いになり、怪我なくプレイして欲しい」と選手たちを激励した。
また、選手を代表してJBSの石黒允規主将が選手宣誓。「AIが業務支援、意思決定を行う時代だが、大会期間中はログアウトし泥臭く熱いプレイをすることを誓います」とIT業界の現状と重ね合わせながら、ユーモアあふれる選手宣誓を行なった。
TDI 1-7 JBS 開幕戦で飛び出した3本塁打! 寺島が投打に躍動しJBSが4連覇に向け先勝
試合は初回から動いた。JBSは1回裏、先頭の寺島が四球で出塁すると、雑賀の内野安打などで無死一、二塁とチャンスを広げる。相手バッテリーの隙を突いて先制のホームを踏むと、さらに2死から暴投と捕逸が絡んで1点を追加。序盤で2点のリードを奪った。
反撃したいTDIは2回表、4番・新から鬼木、松本(松本章)の3連打で無死満塁の絶好機を作り、7番・瀧田の適時内野安打で1点を返す。しかし、なおも続いたチャンスはJBS先発・寺島が後続を断ち最少失点で切り抜けた。この攻防が試合の流れを大きく左右することとなった。
直後の2回裏、JBS打線がつながりをみせる。先頭の一番ヶ瀬が左翼へランニングホームランを放つと、2死からは寺島も右翼へこの日チーム2本目となるランニングホームラン。3回にも間中の適時三塁打と石黒の適時打で2点、4回には鳴海が右翼へ3本目のランニングホームランを叩き込み、リードを6点に広げた。

JBSの鳴海はTDIにとどめを刺すチーム3本目の本塁打を放った
投げてはJBS先発の寺島が4回を1失点の好投。5回からマウンドを引き継いだ松本(松本悠)も3回を無失点に抑える安定した継投で、TDIの反撃を許さなかった。TDIは毎回のように走者を出しながらも7残塁と拙攻が響き、1-7で敗戦。投打が噛み合ったJBSが、4連覇に向けて好スタートを切った。

初回に2点を先制されたTDIは2回に瀧田の適時打で反撃態勢に出るも結果としてこの1点にとどまった
SRA 10-7 SCSK 乱打戦を制したのはSRA! 氏原が満塁弾含む5打点の大暴れ
初回から両チームが点を取り合う展開となった1戦。SRAは1回表、四球で得たチャンスから2死一、二塁とすると、5番・氏原の左適時打で1点を先制する。しかしその裏、SCSKがすぐさま反撃。内堀の右適時打で追いつくと、2死一、三塁から盗塁で好機を広げ、川野の適時内野安打で2者が生還。3-1と試合をひっくり返した。
1点を追う展開となったSRAは3回表、四球と暴投で得たチャンスに梶原が左翼へ適時三塁打を放ち1点差に詰め寄ると、4回表についに打線が爆発する。失策と盗塁で作った1死二、三塁から佐藤の左適時打で2点を挙げ逆転に成功。さらに梶原の適時内野安打、丸岡の左適時打で追加、なおも2死満塁の場面で再び打席に立った氏原が右翼へランニングホームラン。この回打者一巡を超える猛攻で一挙8点を奪い、10-3と大きく突き放した。

本塁打を含む2安打5打点の活躍で乱打戦を制したSRAの氏原
意地を見せたいSCSKは4回裏、橋本、久保の連打から内堀の右適時二塁打、谷の犠飛、川名の適時打で4点を返し3点差まで詰め寄るが、反撃もここまで。10-7でSRAが打ち勝った。SRA先発の丸岡は7失点を喫しながらも110球を一人で投げ抜き、開幕戦を白星で飾った。

SCSKは7点差を追う4回に反撃。川名の適時打で3点差まで追い詰めるも後が続かなかった
IKI 3-11 AAS 初回に押し出し4つで6得点! 片岡が投打に活躍しAASが快勝
先手を取ったのはIKIだった。1回表、先頭の秋元が中前安打で出塁すると、相手の失策もあり無死二、三塁とチャンスを作り、3番・龍の右適時打で2点を先制する。

IKIは初回に龍の2点適時打で先制に成功するも、その後は相手投手を攻略できずに敗戦を喫した
しかしその裏、AASが試合を一気に決定づける。IKI先発・讃岐の制球が定まらず、1死から四球と内野安打などで満塁とすると、山本、片山の連続死球で押し出しにより同点。さらに東の右適時打で勝ち越すと、なおも笹原の死球、大原の四球と押し出しが続きIKIは先発・讃岐から2番手・長谷川にスイッチ。
IKIはなんとか2死までこぎつけるも、大場の適時内野安打も飛び出して計6得点。打者一巡の猛攻で序盤に主導権を握った。AASは2回裏にも1死満塁から笹原の左適時打で2点を追加するなど打線が爆発した。
一方のIKIは5回表、秋元が相手の悪送球の間に三塁まで進み、冨屋の内野ゴロの間に1点を返すが、その裏にAASは大場の左適時打に続き、4番・片岡が左翼へ2点ランニングホームランを放ち再び突き放した。

AASの先発・片岡は初回に2点失点をしたもののその後は粘り強いピッチングで完投勝利
投げてはそのAAS先発・片岡が6回を被安打4の3失点と安定した投球。初回の失点以降はIKI打線に付け入る隙を与えず、投打にわたる活躍をみせ3-11でAASが快勝。好スタートを切った。