中学生を対象とした野球教室も実施

国際交流試合で始球式を終えると記念撮影。後列左から城島CBO、成田市・小泉一成市長、WCBF・王貞治理事長[写真=BBM]
ソフトバンク・
城島健司CBOが第32回世界少年野球大会成田大会にスペシャルゲストとして活動している。7月31日のウエルカムパーティー、8月1日の開会式にも参加。1日は国際交流試合(中華台北チームと久住マリーシアズ)の開幕試合(重兵衛スポーツフィールド中台野球場)の始球式を務め、大会期間中には成田市内の中学校野球部を対象とした野球教室を実施する予定となっている。
厳しい世界にいるからこそ新鮮

国際交流試合の開幕試合では始球式で捕手役を務めた[写真=BBM]
8月1日の始球式では、現役時代のポジションである捕手役を務めた。
「肩をつくってきたんですけどね(苦笑)。投げるものだと思って準備していたら、受けてほしいという話になりましてねえ(笑)。感想ですか? 始球式は現役時代も含めてたくさん受けてきましたので……」。おどけてみせたが、WCBFは城島CBOにとって貴重な場であるという。
「私たちは今、プロ野球という組織で、厳しい世界にいるじゃないですか。でも、そもそも野球って会長もいつも言っていますけど、楽しいものなので……。今、来ている子どもたちも、土、日曜日に早く試合したいなとか、練習が終わっても、学校が終わっても早く練習したいみたいな、そんなワクワクした気持ちで野球を始めたじゃないですか。私はシーズン中の今から佳境に入ってくる前に、昨年もそうだったんですけど、こういう大会を通じて、やっぱり野球って、こういう気持ちじゃないといけないなという原点回帰ができるんです。すごく新鮮な大事な大会、大事な時間というか、それは今年もあらためて感じました」
手取り足取りの熱血指導

野球教室ではバント練習を成功させた子どもたちとハイタッチ。子どもたちのモチベーションを上げていた [写真=BBM]
昨年に続いて、2度目の参加。世界少年野球推進財団(WCBF)の理事長はソフトバンク・王貞治会長。城島CBOにとって、すでに「使命」となっている。
「会長は長く32年もやられていますけど、野球界は少子化などにより、競技人口が減少している現実があります。僕らは120人の選手を抱えて、四軍まで組織を広げているじゃないですか。やっぱり裾野、野球人口を増やしていくということを考えれば、こういう大会というのは大事ですね」
城島CBOには「王イズムの継承」という「宿命」がある。ホークスを常勝チームにするだけでなく、WCBFの活動も含まれているという。福岡ソフトバンクホークスは同大会の特別協賛の一つである。
「会長がずっと続けられてきた事業であり、ホークスとしても全力で応援しています。僕らが引き継いでいかなきゃいけないし、これが50回、100回と続いていけるような、会長の思いというのもしっかり僕らが伝えていきたいなと思いますね。会長がやっていることをつないでいこうとは思っています」
始球式を終えると、すぐさま、同時並行で野球教室が行われている、同敷地内の体育館へ移動。子どもたちに、手取り足取りの熱血指導。1プレーが終わるたびに拍手やハイタッチで称え、野球の真の楽しさを教えていた。世界少年野球大会は城島CBOにとって、毎年夏のライフワークとなっているようである。
取材・文=岡本朋祐