先端IT関連優良企業6社が、優勝の栄冠を目指す第34回IPI軟式野球リーグ大会が8月1日(土)に横浜スタジアムで行われた。 写真=小河原友信 
10得点と爆発的な攻撃力で連勝のAAS。王者JBSの連覇を阻むことはできるか
第2節の舞台は、プロ野球・
横浜DeNAベイスターズの本拠地である横浜スタジアム。開幕から連勝を狙うJBSは、リーグ屈指の好投手・丸岡を擁するSRAと対戦。投手戦の予想を覆し、2回に板倉の内野安打、鳴海の適時二塁打などで一挙4点を先取すると、寺島、松本(松本悠)の継投で逃げ切り9-2で快勝。開幕2連勝を飾った。
同じく開幕戦を制していたAASも勢いは止まらない。TDIとの一戦で序盤から打線が爆発し、宮崎が4打点と活躍。エース片岡も力投を見せ、10-1で圧勝して2連勝とした。
SCSK対IKIは、初回にIKIが打者一巡の猛攻で5点を奪う展開に。SCSKも中盤に反撃を見せたが及ばず、IKIが6-3で逃げ切って今季初勝利を挙げた。
この結果、AASとJBSがともに2連勝で首位に並び、リーグは早くも一歩抜け出した2チームを追う展開となった。
なお、同日夜には交流戦としてDIS対FSASの一戦も組まれたが、こちらは雷雨の影響により4回途中でノーゲームとなっている。次節、首位を走るAAS、JBSの勢いを他チームがどう止めるのか、リーグ戦の行方から目が離せない。
SRA 2-9 JBS 寺島&松本の投手リレーでJBSが勝利! 鳴海が4打点の大暴れ
リーグ屈指の好投手として知られるSRAの丸岡と、JBSのエース寺島。両者の投げ合いによる緊迫の投手戦が予想された一戦は意外な展開をたどることとなった。
初回、両投手ともに走者を背負う立ち上がりとなるが、いずれも粘りの投球で得点を許さない。

SRAのエース丸岡。初回は無難な立ち上がりを見せるも2回以降、不運も重なりJBSに屈した
均衡が破れたのは2回裏。JBSは米山、一番ヶ瀬の連打などで2死一、三塁とチャンスを広げると、寺島が四球を選んで満塁とし、2番・板倉が放った遊撃への打球はシフトの間にうまく転がる内野安打となり2点を先制する。さらに勢いに乗るJBSは、続く3番・鳴海が中堅フェンス際まで運ぶ適時二塁打を放ち、この回一挙4点。理想的な形で試合の主導権を握った。

JBSは板倉のラッキーな内野安打で先制すると一気に波に乗った
JBSは3回裏にも板倉、鳴海の連続タイムリーなどで再び4点を挙げると、4回には寺島の適時打でも加点。序盤で9点という大量リードを奪い、試合を早々に決定づけた。
投げては先発・寺島が3回を無失点に抑える好投でマウンドを降りると、4回からは松本(松本悠)が救援。5回にSRAの中川、氏原の連続適時打で2点を返されたものの、終わってみれば危なげない継投リレーにより9-2でJBSが快勝。開幕からの連勝を2に伸ばした。
AAS 10-1 TDI 片岡が力投、宮崎は4打点! AASが打線爆発でTDIを圧倒
投打が噛み合ったAASが、序盤から効果的に得点を重ねてTDIを圧倒した。
試合は初回から動く。AASは1回表、先頭の吉原が中前打で出塁すると、すかさず盗塁と相手投手の暴投で一気に三塁へ。大場の内野ゴロの間に生還し、幸先よく先制する。なおも2死一塁から山本が右前へ適時打を放ち、この回2点を先行した。
主導権を渡さないAASは2回表、打線が大きく火を噴く。先頭から連続四球でチャンスを作ると、1死からの死球で満塁とし、3番・宮崎が右中間を破る適時二塁打で2点を追加。さらに山本の適時打、藤波の適時三塁打などで畳みかけ、この回一挙5点。序盤で7点差と、試合を早くも決定づけた。

2回の2点適時打など3安打4打点と大暴れで勝利の立役者となったAAS宮崎
追い打ちをかけるように、AASは3回表にも暴投と宮崎の中前適時打で2点を追加。5回にも宮崎がこの日3本目の適時打を放ち、得点は二桁の10点に達した。3番・宮崎はこの試合3安打4打点と打線の中心で存在感を発揮。効率よく走者を還す働きで、大量得点の立役者となった。
投げては先発・片岡が130km/hを超えるストレートを軸に、強気の投球でTDI打線をねじ伏せる。2回裏に鬼木の内野安打を足がかりに瀧田の内野ゴロの間に1点を失ったものの、危なげない投球で最少失点にとどめ、そのまま完投勝利。10-1でAASが快勝し、開幕から負けなしの2連勝。上位進出へ好調を維持している。

TDIは最終回、平山のヒットなどで2安打を記録するも点差を埋めるには至らず
SCSK 3-6 IKI 緊急登板の池谷が見事な火消し! IKIが序盤のリードを守り今季初勝利
試合の行方を大きく左右したのは、初回の攻防だった。
先手を取ったのはSCSK。1回表、2死二塁と好機を作ると、4番・谷が中堅への適時三塁打を放ち1点を先制する。幸先よく試合の主導権を握るかに思われたがその裏、IKI打線が一気に牙をむく。先頭の秋元が右翼へ三塁打を放って出塁すると、冨屋の四球で無死一、三塁とし、高梨の当たりを相手捕手がファンブルする間に三塁走者が生還して同点。なおも無死満塁とすると、河本が押し出しの死球を選んで勝ち越しに成功する。さらに2死後、藤田が右前へ2点適時打を放つと、その後も相手の失策が絡んで走者が生還。この回、打者一巡の猛攻で一挙5点を奪い、序盤で試合を大きく引き寄せた。

IKIは初回に藤田の2点適時打を含む打者一巡の猛攻で試合を有利に進めた
追う展開となったSCSKも、粘りを見せる。3回表には四死球でチャンスを広げ、北本の押し出し四球で1点を返す。さらに5回表にも先頭の田邊が中堅へ三塁打を放つと、暴投の間に生還してもう1点。続く内堀も左翼へ三塁打を放ち、なお無死三塁とさらに追い上げる展開まで攻め立てる。
流れが傾きかけたこの場面で、IKIはリリーフに池谷を投入。捕手からマウンドに上がった池谷は、まず櫻井を空振り三振に仕留めると、谷を四球で歩かせて一、三塁とするも動じない。続く川野を三邪飛、渡部を投飛に打ち取り、無死三塁のピンチを無失点で封じてゲームセット。序盤に築いたリードを最後まで守り切ったIKIが6-3で競り勝ち、開幕連敗を免れてうれしい今季初勝利を挙げた。

5回に田邊の三塁打などで反撃の狼煙を上げたSCSKだったが、ここぞの1本が出ず
DIS 1-4 FSAS(4回表途中・ノーゲーム)FSASが序盤にリード奪うも…雷で無念のノーゲーム【交流戦】
リーグ戦とは別に組まれた交流戦の一戦。日没後のナイトゲームとして始まったDIS対FSASは、FSASが序盤から効果的に得点を重ねる展開となった。
試合が動いたのは1回裏。FSASは先頭の栗原が四球で出塁すると、盗塁と相手捕手の悪送球が絡んで一気に三塁へ進む。この好機に2番・渡邉は捕邪飛に倒れたものの、3番・橘が右翼へ適時二塁打を放って幸先よく先制する。なおも1死二塁の場面で、4番・石澤が左翼越えの豪快な2ランアーチ。3点のリードを奪い、序盤から主導権を握った。
FSASは2回裏にも渡辺の中前打などで好機を作ると、2死一塁から再び先頭打者の栗原が右前へ適時打を運び、リードを4点に広げると、先発・前田も要所を締める投球で、DIS打線に得点を許さない。
DISは3回表、中尾が相手の失策で出塁すると、2死一塁から3番・川口が左前へ適時打を放ち、ようやく1点を返す。反撃ムードを高めたい場面だったが、ここで試合は思わぬ形で中断を迎える。
上空に雷雨が接近し、安全確保のため試合は一時ストップ。約18分の中断を経て再開が試みられたものの、天候の回復は見込めず、4回表の途中で試合はノーゲームとなった。

DISとFSASの交流戦は悪天候のため残念ながらノーゲームに
FSASが4-1とリードしていたスコアは正式記録として成立せず、勝敗はつかなかった。好機に一発を絡めて主導権を握っていたFSASにとっては悔しさの残る中止となったが、交流戦らしく両チームが持ち味を発揮した一戦でもあった。