
王子のルーキー・佐藤は6回一死二、三塁からの2点適時二塁打。チームの初戦突破に貢献した[写真=矢野寿明]
▽8月26日 東京ドーム
第1日第1試合 観客11,146人
王子(春日井市) 2-1 JR北海道クラブ(札幌市)
第97回都市対抗野球大会が8月26日、東京ドームで開幕した。前年覇者で推薦出場の王子が初戦を突破。予選免除という難しい大会の「入り」で勝利の立役者となったのは、今季加入の新戦力だった。
JR北海道クラブとの開幕戦に、七番・中堅で先発出場したルーキー・佐藤孝昭(中部学院大)である。2、5回の2打席は凡退した中で迎えた6回表の第3打席。一死二、三塁の好機で「正直、代えられるかな」と不安も抱えていた中で迎えた。それでも、「湯浅監督(貴博、享栄高)からは『しっかり準備しておけ』と言われていて、任された以上は、しっかりこの場面で打つしかない」。集中力を研ぎ澄ませた。
カウント1ボール1ストライクからの3球目。JR北海道クラブの3番手右腕・大崎黎(敬愛大)が投じたカーブを振り抜くと、左中間へ先制の2点適時二塁打。5回まで両チーム無得点の投手戦で、ついに均衡を破った。王子は先発のプロ注目左腕・
樋口新(愛知工大)が7回無失点と試合をつくり、8回からはこちらも新人右腕・
水崎康平(九産大)が2回1失点に抑え、1点差で逃げ切っている。
9月1日に予定される2回戦の相手は、今年度開催されたJABA3大会で優勝したV候補・Hondaと、昨年の都市対抗野球準優勝の三菱自動車岡崎の勝者である。ベスト8をかけた一戦は、王子にとって一つのヤマ場となるはずだ。
「(相手チームは)力があると思いますし、王子は大会連覇を目指していますが、あくまでも一戦必勝だと思います。中5日の準備期間もあるので、しっかり体をケアしつつ、また万全な状態で2回戦に臨みたいです」。佐藤は次戦に向けて、力強く決意を語った。
写真=BBM