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野球殿堂博物館で企画展「明治神宮野球場100年」が開催

 

アマとプロが共存共栄


明治神宮野球場は1926年10月22日に完成。100年の歴史が分かる展示物が並ぶ。奥の「JINGU」はスコアボードの大型ビジョンの部品であり、2012〜15年に使用されていた[写真=BBM]


 野球殿堂博物館では9月5日から11月24日まで企画展「明治神宮野球場100年」が行われる。4日にはプレス内覧会が行われ、庄司正信館長、関口貴広学芸員による展示資料124点の説明があった。

 1926年10月22日の完成からちょうど100年である。少年野球、中学硬式野球、高校野球、大学野球、社会人野球、プロ野球、女子野球、国際試合とプロアマ問わず、さまざまなカテゴリーの試合が年間約400試合で稼働している。

 中等学校野球(現在の高校野球)が盛んになったのを受け、1924年に阪神甲子園球場(当時・甲子園大運動場)が完成。東京六大学野球連盟は1925年秋に創設。国民的な人気を誇り、東京にも大規模な球場を求める機運が高まった。同連盟の働きかけと尽力により、明治神宮外苑内に野球場が建設されることになり、建設費の一部を同連盟が協力した。30年の拡張工事の際も同連盟が費用の一部を負担し、62年には2年後の東京五輪開催(公開競技)を控え、ネット裏のメーンスタンドを2階建ての屋根付きに改装している。なお、創建当時の外壁が展示されており、1世紀の重みを感じることができる。

 34年の日米野球で大リーグ選抜が来日した際には、第1戦が神宮球場で行われ、ベーブ・ルース、ルー・ゲーリック、ジミー・フォックスら往年のレジェンドがプレー。対戦した全日本チームを中心に同年12月、大日本東京野球倶楽部(現・巨人)が誕生した。

 戦後、50年の第1回日本ワールドシリーズ(現・日本シリーズ、松竹ロビンス対毎日オリオンズ)の第1戦が開催。当時はフランチャイズ制ではなく巡業制で、後楽園、甲子園、西宮、中日、大阪でも行われている。64年からは国鉄スワローズの本拠地となり、サンケイスワローズ、サンケイアトムズ、アトムズ、ヤクルトアトムズと球団名の変遷を経て、74年にヤクルトスワローズ(2006年から東京ヤクルトスワローズ)となり、現在に至る。

 プロとアマが共存共栄で歴史を積み重ねてきた「明治神宮野球場100年」。数々の資料が並んでおり、伝統を感じることができる。なお、パネル15枚で100年の歩みが説明されているが「次の100年に向けて」のコーナーによると「神宮外苑地区まちづくり」の一環として、明治神宮野球場は建て替えが予定され、新神宮球場は2033年に開場予定となっている。
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