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【首都大学野球】東海大・森木がラストシーズンにV奪還へ意欲

 

上々な滑り出し


東海大開幕2連勝の立役者は今秋から先発に転向した森木である[写真=BBM]


9月12日
東海大7-2東京経済大(東海大1勝)

 首都大学野球2026秋季リーグ・第2週1日目。今春2位の東海大が、今秋21季ぶりに一部昇格を果たした東京経済大と対戦。7対2で快勝した。

 両チームの先発は東海大が森木千汰郎(4年・東海大甲府高)、東京経済大が高橋琉士(4年・桐光学園高)。4回まで1対1と、中盤までは1点を争う展開だった。

 流れが変わったのが5回。先攻の東海大が七番・西稜太(3年・履正社高)、九番・内藤大輔(4年・県岐阜商高)の安打などで一死一、三塁とチャンスをつくると、「前の2打席で迷いがあったので、自分のスイングを意識した」という一番・大島善也(2年・東邦高)の右前適時打で勝ち越しに成功。内野ゴロ、押し出し死球で2点を追加した。

 さらに、4対1で迎えた8回表、「真っすぐしか張っていなかったので思い切って振った」と話す捕手で五番の中森昂(2年・敦賀気比高)がリーグ通算2本目となる左越え弾で勢いづけると、九番・内藤の中堅への適時打で2点を追加。投げては森木、山口祐樹(2年・大阪桐蔭高)、高橋侑雅(2年・東海大相模高)の継投でリードを守り切った。

「気持ち」を大事に


 開幕2連勝の立役者は今秋から先発に転向した森木だ。東海大甲府では主にリリーフを務め、東海大では1年春にリーグ戦デビューを果たした。2年夏に肘頭を疲労骨折し1年間離脱したものの、3年春に実戦復帰。これまで主にリリーフとして活躍してきた。

 持ち味は気迫を前面に出した投球だ。150キロ超えの速球を武器に今春もリリーフで6試合に登板し、15回2/3を投げ2勝をマーク。その後のオープン戦では先発でマウンドに立ち、この秋のリーグ戦は先発として大学最後のシーズンを迎えた。

 開幕カードとなった第1週1日目の帝京大戦では7回を投げ、2安打1失点で勝利投手に。この日の東京経済大戦も7回を3安打1失点と試合をつくった。「慎重にいき過ぎた」という試合序盤は「ボールが先行し、ヒット数の割には苦しんだ展開になった」と課題も残ったが、中盤以降は尻上がりに調子を上げて、早くも2勝目を手にした。

 先発として2試合を終えての自己採点は70点。「帝京大戦は開幕戦という難しさがあるなかであのピッチングができたのは良かった。でも、東京経済大戦は慎重になり過ぎて攻めていく気持ちが足りなかった」と森木。さらに、「(打者)1巡で終わるリリーフは持ち味のストレートで押せていたけど、先発は変化球を打たせたり、変化球でファウルを取ったり、変化球の使い方が大事になってくる」と、先発としての今後の課題を口にした。

 帽子のつばの裏には「気持ち」の文字を記す。「1年生のときから大事にしている言葉です。気迫で押すタイプなので、今日みたいに(試合の)入りで引いてしまうと立ち上がりに失点してしまう。気持ちが大事です!」。自身の持ち味を再確認した森木。ラストシーズンでチームを3季ぶりの優勝へ導くために、全力で腕を振っていく。

取材・文=三橋祐子
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