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【大学野球】「立教の長島なので『3』を着けていたい」立大・長島颯がリーグ戦初本塁打

 

逆方向に理想的な打球


立大の二番・長島は5回裏二死から左越えのソロ本塁打を放った[写真=矢野寿明]


▽東京六大学リーグ戦第2週(9月22日)
法大3-3立大(法大1勝1分)
 立大・長島颯(2年・東農大三)が2対0とリードして迎えた5回裏、左翼席へリーグ戦初本塁打を放った。ゲームは8回表に追いつかれ、3対3のまま決着がつかず、9回引き分けに終わった(プロ併用日のため9回打ち切り)。チームの勝利に結びつけることはできなかったが、神宮でのサク越えを素直に喜んだ。

「打った瞬間に入るかなと思ったので、感触は良かったです。たぶん、真っすぐだと思うんですけど、助川投手(助川太志、4年・茗溪学園)はもともと少し曲がるカットボール気味のストレートなので、その球種だったかなと思います。 真ん中外寄り。少し甘めのカウントを取りに来た球を仕留められたのかなと思います」

 打球は左翼席へ。逆方向への一発である。

「大学生で木製バットになってから、左方向の打球がすごく伸びるようになって、オープン戦でも逆方向のホームランというのは4本ぐらいあったので、今日打って、びっくりとかはないですけど、逆方向に理想的な打球が飛んだのは良かったと思います」

 2年秋での初本塁打。本音をのぞかせる。

「1年春から打席をもらっていて、自分の学年で最初に打ってやろうと考えていたんですけど、北野(北野雄大、鎌倉学園)と伊與田(伊與田恭佑、東北)に先を越されてしまったので、ホッとしたところもありますが、うれしいですけど、やっと出たなと思っています」

 今春は初めて規定打席に到達した。打率.316、2打点と貴重な経験を積んだ。

「春は小林さん(小林隼翔、3年・広陵)のケガで、代役としてショートで出場していたところもあったと思うんですけど、しっかり打席数も増えてきて、自分なりのいいアプローチができたかなと思います。この秋は初戦でヒットが出なくて、この2回戦で本塁打が出ましたが、秋も始まったばかりです。法政から勝ち点を絶対に取らないといけないと思うので、ここからまだまだ上げていきたいです」

打撃が買われてのコンバート


試合は引き分けだったこともあり、試合後は初本塁打を淡々と振り返った[写真=矢野寿明]


 1回戦から中2日。台風の影響による2日の雨天順延の時間をうまく活用した。

「少しボールを見すぎてしまったところがあったので、スイング自体はそんなに感触は悪くなかったので、思い切って振っていこう、と。 相手投手の映像をしっかり見たり、フリー打撃では考えすぎず、しっかり自分の形で振るように考えていました」

 全体練習後、約1時間、室内練習場で打ち込むのが日課。今秋から三塁に入る越後駿祐(1年・関東第一)とパートナーを組んでいる。

 本職は内野手。この秋は「二番・右翼」で出場。出場機会、打撃が買われてのコンバートである。オープン戦途中までは内野で出場していたが、8月中旬になって、外野の練習を言い渡された。

「練習はしたんですけど、あまり慣れてはいないです。もちろん、やってやるぞという気持ちはありますが、不安はちょっとあります。今日も1点取られた場面では、バックホームでラインにはしっかり入れたんですが、もう少し強い球を投げていれば、失点を防げたかなと、少し悔いが残ります。内野手としてやりたいところはあるんですけど、もうチームの勝ちにつなげられるプレーをできればな、どこのポジションでもできればいいかなと思います。練習でしっかり自信を持って守備ができるぐらいになりたいと思います」

 今秋への抱負を語る。

「打率とかはもう正直考えずに、良い場面で1本を出せるように、チームの勝ちに貢献できるバッティングができればなと思います」

 リーグ戦では1年春に「37」、同秋は「35」を着けた。2年生以下のフレッシュトーナメントでは1年春から「3」が手渡された。立大の大先輩である長嶋茂雄が、巨人時代に背負った栄光の背番号「3」。「学生コーチから『お前は3だろう』ということでいただきました」。リーグ戦でも今春から「3」を着けている。長島は2年生。「自分から背番号を希望できる立場ではないんですが、メンバー発表の段階で『3』をいただきました。立教の長島なので『3』を着けていたいという思いはあります」。立大-法大の3回戦は、第3週の慶大と立大のカード終了後、1日空けて行う予定である。打線の軸として、さらなる飛躍を誓う。

取材・文=岡本朋祐
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