週刊ベースボールONLINE

HOT TOPIC

初CSに挑む西武・長谷川信哉「底力はホークスが上だけど…」 成長段階のチームで誓う打倒・ソフトバンク

 

特別な思いがあるCS進出


2位死守を懸けてロッテ戦に向けて気合の入る長谷川


 パ・リーグ2位死守を懸けて、10月5日からのロッテ2連戦(ZOZOマリン)を戦う西武が3日、ベルーナドームで全体練習を行った。初戦の先発が予想される高橋光成はブルペンで入念に調整。チームの2位確定と、自身3年ぶり5度目となる2ケタ勝利を目指す。

 攻撃陣では、9月29日の本拠地最終戦となったオリックス戦で12号逆転2ランを放った長谷川信哉が鋭い打球を連発。外野の守備練習でも軽快な動きを見せ、好調ぶりをうかがわせた。残り2試合のうち、1試合でも引き分け以上なら2位が確定する西武。長谷川は目前に迫った最終決戦について「やっぱきついですよね」と苦笑しながら、こう続けた。

「正直言って楽なゲームにはならないと思っています。僅差の試合になると僕は予想してるんで、そういった中で、どう戦うか。ヒットが出なくても1点が取れるような地道な野球をして、派手な野球じゃなくても勝てるというところを見せたいですね」

 2020年の育成ドラフト2位で西武に指名され、今季が6年目となる24歳。今季は自身初のCS出場を目前に控える。3年連続でBクラスを経験したからこそ、CS進出には特別な思いがある。

「僕自身、一軍で試合に出させてもらえるようになって、この3年間Bクラスでした。CSに行かないとこのチームの成長はないなと思っていたので、実際に今年行けるようになって、かつ自分が試合のメンバーに入って、戦えるっていうところはすごくいいことですし、成長にもつながると思います」

 さらに、その先にある日本一への思いも口にした。

「やっぱりファンの皆さんも日本一を目指して、球場に足を運んでもらっている。そこの期待をもっと超えられるように僕たちはプレーしたいなと思っています」

 CSファーストステージで日本ハムを破れば、ファイナルステージではリーグ王者・ソフトバンクと対戦することになる。西武は10ゲーム差以上が確定しているため、ファイナルステージではソフトバンクに2勝のアドバンテージが与えられ、日本シリーズ進出には5勝が必要だ。

「まあ10ゲーム差が離れて、なかなかきつい状況ではあるんですけど、それはそれで。ポストシーズンはまた違うので、一戦必勝と思ってやっていきたいなと思います」

大きな壁となるソフトバンク


 西武にとって、ソフトバンクはポストシーズンでも大きな壁となってきた。直近3度のCS出場となった2018、19、22年はいずれもソフトバンクと対戦し、対戦成績は1勝10敗。リーグ優勝によるアドバンテージを含めても3勝10敗と、大きく負け越している。

 その差を長谷川も認める一方で、若いチームの可能性を信じている。

「やっぱり、そこの馬力というか、底力はホークスのほうがまだまだ上だと思っています。でも全部劣っているかと言ったら、そうではないと思う。チームとして一丸となって、ホークスと対峙したときに勝てるのかなと思います。やっぱりそこまで行って、そういう試合をやることが自分たちにとって意味があることだと思う」

 そして、こう続けた。

「まだまだ成長段階のチームだと思いますし、ホークスを倒すには何年かかるか分からないですけど。でも1年でも早くホークスに並んで、超えられるようにしたいと思っています」

 まずは目の前の2位確定。そして、その先に待つポストシーズンへ。長谷川にとって初めてのCSは、3年間のBクラスから抜け出した西武の「成長」を試す舞台にもなる。

文=伊藤順一 写真=BBM
週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部

週刊ベースボール編集部が今注目の選手、出来事をお届け

関連情報

みんなのコメント

  • 新着順
  • いいね順

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング