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【東京六大学野球】約1200人が熱狂した立大の応援イベントの開催意義とは何か

 

1200人の定員枠は即日満員


三塁側の立大応援席はスクールカラーの紫で埋まった[写真=矢野寿明]


 学校法人立教学院が主催する「東京六大学野球秋季リーグ 応援イベント」が10月31日、明大1回戦で行われた。同イベントは在学生・保護者・卒業生ら立教関係者が神宮球場の応援席に一堂に会し、母校への一体感醸成が目的だった。8月の募集開始直後から大きな反響を呼び、約1200人の定員枠は即日満員となったという。

 当日は特製のTシャツが配布され、三塁側の応援席は紫で埋まった。明大との最終カード、第8週を迎えるまでに立大は4勝4敗1分け、勝ち点2と、リーグ優勝の可能性を残していた。立大は明大に連勝した上で、第9週で慶大が早大に連敗することが唯一のV条件だった。立大・木村泰雄監督は「秋のスタートは思うように行きませんでしたが、選手たちがあきらめず立て直してくれた。結果的に混戦となり、ラッキーな部分もありましたが、このチャンスをつかみたい。とにかく2つ勝つ。私たちはそれしかないです」と決意を語っていた。

 2017年春以来の天皇杯奪還へ、試合前から神宮球場の周辺は立大関係者でごった返していた。プレーボール1時間前の12時からイベント開始。応援団による特別プログラムが組まれ、来賓挨拶、校歌一番の後は新応援歌のフルバージョンが披露された。

 木村泰雄監督はスタンドを背後にして、感謝を口にしていた。

「立教学院全体でのイベントであり、非常にありがたいです。理事長、総長を含めて応援してくれている。我々としては、結果を出すだけ。応援の力を借りて、頑張っていきたい」

神宮球場でしか味わえない空間


 試合は白熱した展開。三塁側応援席からは「オール立教」による熱気あふれる応援が初回から9回まで続いた。だが、大声援も実らず、9回裏にサヨナラ負け(3対4)を喫した。立大は1回戦を落とし、リーグ優勝が消滅した。惜しくも敗れはしたが、最後まで下を向かない立教健児のひたむきな姿勢は現役学生、保護者、校友の心に間違いなく届いたはずである。試合後、戦いを終えた学生には、大きな拍手が送られた。

 白球に一喜一憂して、母校を応援する。1200人の参加者は、神宮球場でしか味わえない空間を堪能した。新応援歌も素晴らしいが、やはり、得点時にスタンドが一丸となって歌う伝統の応援歌『行け立教健児』は格別であった。グラウンドで必死に戦った学生にとっても、これほどの学校関係者、卒業生、ファンに支えられていることを実感したのは、今後の活動に必ず生かされる。つまり、ピンストライプのユニフォームを着る以上、責任と自覚が問われるのである。双方にとって、愛校心を醸し出す意味でも、有意義なイベントだった。

取材・文=岡本朋祐
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