一番速かったのは江川
今回は、僕が現役時代に対戦した投手たちの話をしましょう。いったい何人と対戦したのかな。数えたこともありませんが、すさまじい数でしょうね。
素晴らしい投手がたくさんいたし、すごい球もたくさんありました。1970年代なら
巨人の
堀内恒夫さんのブレーキのきいたタテのカーブもそうですし、大洋(現
DeNA)の
平松政次さんのシュートは、打てる打てない以前に、どうやったら体に当たらずに逃げられるんだろうって思ってました。ストレートと同じ速さで来て、逆スライダーみたいに真横に体に向かってきますからね!
ストレートが一番速かったのは、巨人の
江川卓です。肩の故障もあって1980年から数年間が球速的にはピークでしたが、その後も、ここぞというときは全盛期並みのストレートを投げてきたし、緩急をうまく使う、クレバーなピッチャーでした。
ドラゴンズが久々の優勝を飾った82年は、江川はまさに全盛期真っただ中です。速かったですよ! ウチも優勝のために「打倒・江川」が一つのテーマでした。ご存じかどうか知りませんが、当時・・・
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